【進○○○○】とある104期の訓練生の話【男主】 (ページ2)

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昔の約束ページ2

＿＿＿＿＿＿＿母さんは、優しかった。

＿＿＿＿父さんが死んでからもたくさん働いて俺を養ってくれたし、その分たくさんの愛を注いでくれた。

＿＿＿＿母さんは俺が4歳の時に父さんと母さんと撮った写真をとても大事にしていた。
ロケットにして、常に首から下げていた。

＿＿＿＿＿＿＿何気ない日々が幸せだった。

母「いい？A。私達はね「東洋人」っていう種族
なの。だから、悪い人がAを沢山狙っている
のよ。」

「えぇー！僕、狙われてるの！？殺されちゃうの！？お母さん、僕どうすればいいの～？」

母「フフ。今は心配要らないわよ。
「東洋人」の私達が此処に居ることを隠しているからね」

「じゃあ、お母さんも僕も大丈夫だね！」

母「でも、もし悪い人が来たらすぐに逃げるのよ？
A、お母さんと約束しましょう。」

「何のお約束？」

母「絶対に『死なない』ってお約束。
Aは良い子だから守れるよね？」

「うん！僕守れるよ！！約束ね！僕、絶対に
『死なない』からね！」

母「Aは良い子ね～」

＿＿＿＿時々、呪いみたいにあの日の夢を見る。

＿＿＿＿＿＿＿『僕』の昔の思い出。