愛されヒロイン (ページ36)

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小話:怖い夢を見た紅一点×🐻 ページ36

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今日は6人で撮影の日。

楽屋は一緒で、何気ない会話をしながら待機していた。

撮影が始まって

一足先に個人撮影が終わった私は

楽屋に戻って、とりあえずソファーに座る。

…最近は忙しくて、昨日もあまり眠れなかったこともあり

ウトウトしていて、気づいた頃には夢の中。

____.森本side

撮影が終わって楽屋に戻ると、

先に終わったAがソファーでうたた寝していた。

みんなはまだかァ、とか考えながらAの寝顔をしれっと激写。

……Aがうたた寝って珍しい。

疲れてんだろうな、風邪ひかないように上着でもかけとこうかな

なんて近づいたら勢いよく飛び起きて目を開けるA。

森『ぅわっ？!!…び、びびった、…起きたのA…』

「し、…慎ちゃん」

目が合ったAは

なんか表情は暗くて、今にも泣きそうな感じ。

……変な夢でも見た？

森『どしたぁ～…そんな顔して…』

「変な夢、見ちゃった、…ごめんね、驚かせた」

森『いいけどさ、…ハグでもする？今ならタロちゃんのここ空いてますよォ～、…なんっ、つっ、…て……』

気を紛らわせてあげようかなって、

冗談交じりに手を広げてみたらほんとに抱きつかれて思わず固まる。

…まじで怖い夢見たんだこれ。

だってこんなスキンシップ珍しいもん。

森『…マジで怖かったんだ。』

「慎ちゃん、いなくなる夢」

森『…抱きついてわかるだろうけど、なかなか居なくなんないよ俺』

「うん…」

Aの髪をスルッと撫でる。

…むちゃくちゃイケメンだけど、やっぱり可愛い女の子だわ。

「……慎ちゃん、ちょっと太った？」

森『はぁ～～～～～？たろ、傷つくな～～～～、さすがに～～～～』

ぎゅーっと力いっぱい抱きしめてみたら

ガチャっと、楽屋が開いてメンバーがぞろぞろ来た。

楽屋に入ってきたメンバー達とバッチリ目があって

ダラダラ吹き出る謎の汗。

森『あ、…いやこれは違くて』

樹「はい、現行犯～」

森『違う!理由がある!!Aから聞いて!!!』

メンバーに詰められたのは、そのあとの話。

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