君のイヌになるために (ページ10)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:9,503 hit

#9 ~ 西島side ~ ページ10

西｢大丈夫かよ笑｣

予感、見事に的中。

もう皆帰っていったのに1人だけ酔いつぶれて

机に頭をつけて寝てたA、

俺以外にはもう誰もいなくて

レアな寝顔が間近で見れる。

西｢…可愛い｣

なんて頬をそっと指で撫でると

くすぐったそうにピクッと口角をあげる。

でも起こさないとだよな…

西｢A～起きろ～｣

｢…｣

西｢おーきーろー｣

｢…ん～、、っるさいなぁ…｣

西｢帰んぞー、家まで送るから立って｣

一瞬起きたと思ったのにまた目瞑ってるし。

揺さぶってみたり頭をデコピンしたりしても

全然おきない、

西｢…｣

ためしに…

｢…っわぁ？！なにしてんですかぁ！｣

西｢ふはっ、おもしろ笑｣

耳に｢ふーっ｣と勢いよく息をかけたら

びくって飛び起きた。笑

酒入ってるから目がもうやばいし、

髪の毛とか乱れてるし、

西｢やべ…笑｣

｢眠いよ～西島さぁーん…！｣

西｢はいはいじゃあ帰ろーね、立って？｣

｢立てないってば！！｣

西｢んなキレんなよ笑｣

｢ほら｣と腰をもって立ち上がらせる。

その時のAの顔が微妙に赤かった気がした、

まぁ…酒のせいか。

タクシーをつかまえて2人とものった

運｢どこまで？｣

西｢えーと…お前家どこらへん？｣

｢西島さん家まで！｣

西｢は？いや家どこっつってんの笑｣

｢西島さん家が私の家。住所はそこ｣

それから何回言ってもきかなかったから

しかたなく、

西｢じゃあ郵便局の近くの○×アパートで｣

運｢はい、かしこまりました｣

｢いぇーい！西島さん家ー！｣

西｢…笑｣

キャラ違いすぎじゃね？

なんて言うんだろ…

結構ギャップ萌えする。笑

西｢お前黙ってろってまじ笑｣

｢お前って誰？私はAって名前がちゃんとあるんだよ！｣

西｢はいはいA～｣

｢それでよろしい隆ちゃんや｣

西｢隆ちゃん笑｣

｢隆ちゃんってアパートなんだね。絶対高級な所なんだろなー｣

まぢ1回黙んねぇかなこいつ笑

いつもはタクシーの中めっちゃ静かなのに

今日はうるさい。

いつも2人以上で乗るけどこんなうるさくない笑

運｢つきましたー｣

西｢あ、はい。もう着いたってよ｣

何だか今日は楽しくなりそう。笑