君のイヌになるために (ページ9)

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#8 ~ you side ~ ページ9

むかつく…

｢やっぱり嫌い…｣

西島さんから離れて違うところそう呟きながら

行こうとする。

そしたら誰かに肩をつかまれた、

誰よ…

不機嫌MAXで振り向くと

｢あ、真司郎だ｣

與｢やほ。なんかめっちゃセクシーになっとる笑｣

｢だってこんな所やってらんない｣

與｢まぁAはな笑｣

｢宇野先輩は？｣

わざと真司郎の話をそらして

次の話題をだす。

與｢今はトイレやって｣

｢ふーん、いい感じじゃん？｣

與｢可愛いな、めっちゃ。てか綺麗｣

｢…でしょ｣

與｢あんたは実彩子さんのなんやねん笑｣

宇野先輩と真司郎が上手くいったらいいな

なんて思ってたけど、

それはそれで気に食わない。

なんて性格の悪い女なんだろーね私

與｢なに、気に食わんの？笑｣

｢…へ？｣

與｢俺と実彩子さんが喋ってるの｣

｢うん。まぁ｣

與｢まじ？笑｣

なんなんだこいつは笑

自分から聞いときながら驚く？

｢宇野先輩がとられたみたいでやだ｣

與｢…なんやねーん笑｣

｢なに？笑｣

與｢ま、そーよな…期待なんてしてへんよ｣

｢は？何言ってんのさ笑｣

本当になにいってんだか、

真司郎と宇野先輩に嫉妬してるなんて

正直に言うと思ってたのかな？笑

｢まさか。あ、宇野先輩帰ってきた｣

與｢ほんまやじゃあ行くわ｣

｢はーい…｣

どうしよう。

やっぱり帰ろっかな…

なんて思ってるとまた後ろから肩を叩かれる。

｢はい？｣

男1｢俺らと飲も～｣

男2｢はいビール～｣

うわ、かなり酔ってるし。酒臭い。

でもここはちゃんと…

｢はい、ぜひぜひ！｣

男1｢おーいい飲みっぷり｣

男2｢はいもっともっと～｣

｢そ、そんな飲めないですよ～…｣

男2｢いけるいける！｣

きめつけんなおっさん…！

まぁ飲めなくもないし

この人たちに合わせて飲んどこうかな、

そう決めたのが間違いだった…

男｢じゃあ今日は解散ねー！｣

皆がキャッキャッと帰る中、

私は1人で

｢気持ち悪…っ｣

いくら私でもあんな飲めないよばか…

｢眠い…寝よ、、｣

私は感情のままに身を任せて

目を瞑った。

？｢大丈夫かよ笑｣

そう誰かが私に声をかけたこと、

そんなの知る由もない。