君のイヌになるために (ページ4)

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#3 ~you side~ ページ4

｢｢カンパーイ！！！｣｣

ガヤガヤと賑やかな店内。

お店は貸切らしくて、全員会社員でうまってる、

｢…｣

その賑やかな空間に

誰も寄せ付けないで1人ずっとビールをちびちび飲む私、

はたから見ればむなしいだろーね笑

だって、、

宇｢與くんって何部だったの？｣

與｢野球部っす、見えません？笑｣

宇｢えー、まったく！笑｣

隣にいようと思った真ちゃんは

宇野先輩といい感じになってて、

そう言えば"好き"って言ってたなって

思って、身を引いた。

｢…暇…だなぁ｣

？｢よっ、暇なの？｣

｢え、西島さん！あれ、囲まれてませんでした？笑｣

風のように私の隣に来たのは

昼間喋った私の苦手な西島さん、

さっきまで女子に囲まれてヘラヘラしてたのに

わざわざこっちに来たのね。

西｢いや、1人で飲んでたから一緒にと思って｣

｢あははっ、うれしいです笑｣

西｢ほんとかー？笑てゆーかお酒強いの？｣

｢いやっ、あんまり…｣

本当は普通に飲めるけどね、、

西｢ふははっ、だからそんなちょっとずつ

飲んでんのね笑｣

｢あれ、わかりました？笑

…ちょっとお手洗い行ってきますね｣

西｢はーい｣

ちょっと面倒くさくなって

トイレに逃げ込む、

｢はぁ…いい子ちゃんキャラやってらんない｣

洗面台に手をついて

ぴしっと分かれていた前髪をくずし

かきあげる。

やっぱりこっちのが落ち着く…

─────ｷｨｨｯ…

｢っ！？｣

西｢やほー…ってAちゃん？！笑｣

｢西島さんここ…っなんで…｣

女子トイレに急に入ってきた西島さん、

酔っ払ってる？頬がちょっと赤い気がする…

そしたら爽やかな微笑みから

どす黒くニヤリとした笑みにかわって、

私の方につめてくる。

｢ちょっ…西島さん？酔ってr((西｢酔ってない｣…っ｣

とうとう壁につめられて壁ドン状態に、

｢あの…西島さん、、｣

西｢その西島さん呼びやめな？｣

｢…え？｣

西｢仮面つけてるでしょ、あんた笑

素を見せなって言ってんの｣

｢っ…何言って…｣

西島さんの言った事に驚いたけど

すぐ我にかえり、手をほどいて逃げようとする。

けど男の力にはかてなくて

西｢お前さ

嘘っぽい笑｣