大切な人達の幸せを……3.5【wrwrd!】 (ページ40)

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姉様の望みページ40

俺はコクリと頷く
姉様は頭を優しく撫でて
こういった。

gu｢死ぬまで兄弟全員とウィリアムで笑い合いたいの。私も長く生きれるかは分からないし、死ぬんだったら最後見るのは3人がいい｣

姉様は思っていることをスラスラ述べた。

『あぁｯ…嫌だｯ…やだよｯ…』

gu｢死は必ず来るもの。死は人を楽にする。｣

gu｢堕天使の私はそれを望んでるんだよ｣

『！！』

俺は驚き姉様の腕を掴んだ

gu｢神が人間を愛しすぎてそれに嫉妬した。それからずっと反逆し追放された上、堕天使になった。｣

gu｢私は今世でも早く自由になりたいみたい。｣

『姉様ｯ』

gu｢ごめん｣

また謝ってる…
姉様は立ち上がった。

gu｢死ぬまで笑わせてよね｣

『！』

もちろんだよ。と俺は心の中で思う
俺の願いは前世から変わってない

“大切な人が笑顔でいてほしい”

それが俺の願いだ

大切な人は俺はたくさんいるが
中でも姉様が１番笑顔でいてほしいと
俺は思っている

さ、帰るよー
と言って姉様は翼を広げ
飛んでいってしまう

『まってー！』

俺も翼を広げ後を追った

貴方がずっと笑顔でいられて
楽しい生活を俺は送らせてあげたい
姉様からのお願いだって絶対叶える

『…。』

頭痛い…怠い…目眩する

あ、姉様は今病院に行っています

リビングの扉が開き、姉様が姿を現した

『…姉様おかえり…』

gu｢あ、A。ほい｣

『へっ？』

gu｢血｣

pe「ｳﾞｪｯ!?」

gu｢猿だかチンパンジーだか脱走した？｣

pe「…」

『こ、これどこから』

gu｢んあ？あー。摂取。｣

『はっ！？』

はっ！？

gu｢私、摂取、した。｣

『姉様！？』

肩を掴み前後に揺らす

gu｢いたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた｣

『体弱いのにっ!!なんでっ！』

pe「弟想いだなぁグレースはぁ！」

姉様を褒める兄さん、俺は怒ってる

gu｢兄弟のこういうところは違うんだなぁ｣

『姉様がこれから病院行く時絶対誰か付き添い行かせて!!』

wi「承知致しました」

ウィリアムさん…有難いです
俺も言っても良いけど
俺は姉様に背中を向けて歩いていく

gu｢えー？A～。お礼はぁー？｣

『……ありがとうございます!!』

怒りながらそう言う

gu｢かわええやんなぁ｣

あの…丸気声ですよ？
恥ずかしい…//

作者です三c⌒っ.ω.)っｼｭｰｯ

日常組様、九周年おめでとうございます！

2021.03,09