大切な人達の幸せを……3.5【wrwrd!】 (ページ14)

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懐かしいねページ14

水曜日の朝

いつもより早く家を出て
屋上に向かう

屋上までの階段は
思ったよりも長かった

屋上までの階段と言うと
前世でシャオロンと話していた事を
思い出す

まぁ、シャオロン
そんなことは忘れてるんだろうな

俺はそんなことを考えながら
屋上までの階段を
一気に駆け上った

屋上の扉を開けると
手紙を書いた者だろうか

こちらを見て待っていた
太陽の光が2人を照らしていた

顔が見えなかった

『おはようございます…先輩方』

その人物に歩み寄る
その人物は“ひとらんらん”と“オスマン”
だった

ht｢君が、A・レイアさんかな？｣

『あ、はい』

os｢わざわざ。朝から来てくれてありがとめぅね｣

『いえ』

初対面としての対応をする

『それで、僕に何の用があったんですか？』

一人称僕にしておこ…

ht｢いや…俺ら…前世の記憶があってさ、君に凄い似ている女の子がいてさ。名前も似てたから｣

『どのようなところが似ているんですか？』

os｢名前と瞳の色めぅね。前世のその子の名前はA・レイナ。瞳の色も向日葵色…君の片方の色と同じだったから。その子にはお兄さんもいて、その人の赤い瞳も似ているんだよ｣

『…』

完璧にあっている…
この2人には分かるのか…
容姿がいくら変わったとしても

ht｢ほぼ確実と思っている。俺らは。どうなんだ？A君｣

『ああ。その通りだよ。ひとらん』

ht｢やっぱりそうだったか…｣

os｢名前も覚えているめぅね｣

『勿論だよ。オスマン』ﾆｺｯ

os｢！！｣ﾆｺｯ

変わってないな2人とも
相変わらず仲良いね～

『そうそう。2人に聞きたいんだけど…』

ht｢ん？どうしたの？｣

『この転生後の世界に我々国にいたグルッペンとか…誰がいるの？』

os｢グルッペンとかトントンとか、みんな居るめぅよ！｣

『あ、やっぱり居るんだ』

ht｢なんかあった？｣

『いや今世にも居るんなら、自分はいるよ～って言っといた方が良いのかなって』

os｢まぁ、前世でも関わってたし…言っといた方がいいんじゃないめぅか？｣

『分かった。』

ht｢俺らの口から言っといても良いけど…｣

os｢なるべく、A君から言う方がいいんじゃないかめぅか？｣

『うん。分かった。』

声掛けられる時あるのかな…

『今世もよろしくね。ひとらん、オスマン』

俺はニコッと微笑んだ

彼等も微笑んでくれて
　

2人｢こちらこそ！/よろしくめぅ！｣

と言った