４月２２日 ページ38
ー午前０時５８分ー
私は最期の力を振り絞り
本当に最期まで奇跡的に残っていた
力で気力で瞳を開けた。
sho｢ｯ!?｣
シャオちゃんの顔は涙でぐちゃぐちゃで
私の事を見て驚いていた。
周りにいたみんなもいつの間にか
目を覚ましていて、ほとんどの人が
大泣きだった。
彼の瞳を見るのも久しぶり。
でも多分、今日で最期…
いや、きっと来世でも逢えるはず。
そう思えば今度は小さく声を上げて
泣き出してしまった。
sho｢…あ″あ″っ…うっ…っ｣
私は頬を緩めニコッと微笑んだ。
最期ぐらい私の体。
頑張ってよ。
『シャオちゃん笑って、…最期だから』
sho｢…ｯ!｣
そう言うと彼は泣き止むのを
少しやめへにゃっと私に笑ってくれた。
月光に輝き、風に靡く
貴方の髪。
私を見てくれる黄色の瞳。
もうみれなくなるのかな、
またあえたら、いいな、
病室はとても静かで聞こえるのは
微かな機械の音。
でもだんだん小さくなっていってる気がして
それとついでに私の意識も
遠のいていってるような気がして。
ピッ……ピッ
sho｢A…A…!!｣
彼は最期まで私の手を握ってくれた。
ショッピくんやチーノくんたちは
私の傍について泣いていて。
コネシマさんや、鬱先生
グルッペンさん、トントンさんは
目元に手をやり泣いていた。
端にいて涙をぽろぽろと流している
ぺ神先生と目が合い私は彼に微笑んだ。
ピッ……ピッ………ピ
……ここまでかな。
『……しゃ、おちゃん』
sho｢……なんや？…っA｣
視界が狭くなっていく。
また、貴方と貴方たちと逢えることを
願います。
大好きだよ……
そんな言葉を言い残し
私の人生は幕を閉じた。
ーー
sho side
Aがそう言うとパタンと
俺の手の中にあった手が力なく
落ちていき。
それとほぼ同時。
機会がつーつーと何も言わなく
なった。
sho｢……A、？いやや、いややって!!!｣
俺は今までに出したことのない
ような泣き声で泣いていた。
周りも大泣きで泣いていたり
静かに涙をぼろぼろと零したり
いろんな奴等がいた。
A…お前は本当にこの人生
幸せやったか？
儚い雰囲気をまとう彼女と俺が付き合って
また幸せな毎日を送れたらな。また。
ーー
話の途中ですが
リアル事情が忙しくて更新あまりできなく
なります。すみません…
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作者名：kuromike | 作成日時：2021年9月20日 11時
