儚い恋【wrwrd!】【sho】 (ページ20)

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４月６日ページ20

『ぺ神先生』

sn｢ん？どうしたの～？｣

廊下を歩いているぺ神先生に
声を掛けると彼は微笑み私の方を
見てくれた。

『ぺ神先生。グルッペンさんとトントンさんに持病持ち、そして命が長くないことがバレたから本当のことを2人に言ったよ』

sn｢！そっか…｣

ぺ神先生は一瞬
驚いた顔をしていたが
そのあとは少し悲しそうな顔をしていた。

『…ぺ神先生…？』

sn｢ん、どうしたの？｣

『やっぱり…何でもない、、』

sn｢？｣

『今日はこれだけ。今夜は病院だよね、』

sn｢うん、そうだね。夜迎えに行くね｣

『ありがとう。』

今日から日記でも書き始めようかな。

ーー

4月6日晴れのち曇り

今日はぺ神先生にグルッペンさんと
トントンさんに伝えたことを言った。

自分が自由すぎるのが
いけないのだろうけどいつも
ぺ神先生に迷惑を掛けている。

彼はいつも悲しそうな瞳をする。
周りにたくさん仲間がいるし私もいるから
いつか頼ってほしい。

シャオちゃんとは今日はお話をした。
昔のことや仲間…特にロボロさんの事に
ついてよく喋っていた。

笑顔が本当に可愛い。
最近はよく話している女性を見掛けるけど
昔、学生時代に仲の良かった後輩だと
聞いている。

少し、寂しい、な

ーー

今日から始めたけど
これから日記を付けていこうと
決めた。

『…、』

ー数日前ー

『シャオちゃ……ん』

後輩｢今日はそんなことがあったんですね！｣

sho｢そうなんよ～！やから、言ってみた！｣

私は壁に寄りかかる。

盗み聞きとは言えないが
2人の声が聞こえてくる。

後輩｢所で卯月先輩って気になってる方はいるんですか？｣

『っ』

sho｢？何でそんなことを｣

後輩｢いや気になってたんですよね…前から卯月先輩の気になってる人！｣

『…っ、やだ』

そこからは耳を塞いで
その場を立ち去っていた。

｢_______｣

ふと、そんな声が聞こえたが
足は止まらない。

涙目になりながら
自室にあるベットに入り
布団の中に潜り込む。

シャオちゃんの後輩ちゃんは
全然嫌いではないけど…っ

昔から仲が良いと聞いている。

そんな関係なら
きっと後輩ちゃんはシャオちゃんの事が
好きなんだろう。

シャオちゃんの気になってる人は
いるみたいだけどきっと後輩ちゃんだ。

私の夢は

─きっと叶うことはないだろう