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それから時間は進んで
帆を張って碇を上げて、リンと話している間に適当に走らせていた船が大分進んだ頃…
リ「そんな………ダメですよ！
海賊って
沢山の島を渡って冒険するんですよ!?」
貴「ﾊﾊﾊｯ、知ってるよ！」
リ「それなのに悪いですよ！
私のためにそんな!!」
貴「遠慮しなくて良いよ、私がそうしたいの！」
焦るリンに、私は笑って返す
こんな話になったのは、数分前
リ「Aさん、
こんな見ず知らずの私を助けてくださり
本当にありがとうございました！」
貴「そんな、
お礼を言われるほどの事もしてないよ」
リ「………それから、大変言い辛いのですが…」
貴「ん？」
リ「私のボートは、あの通りボロボロになってしまい正直もう使い物になりません…」
ですので、と続けるリンは
リ「次の島にたどり着くまでで構いません！
どうかこの船に乗せてください！」
私に深々と頭を下げた
って………
貴「リ、リン!!頭なんて下げないで！」(汗
リ「お願いします！
助けてくださったご恩はしっかり返しますから!!」
貴「いいよ！そんなの!!恩返してもらうために
リンを乗せた訳じゃないし！」
それに、と声を出す私の顔を
頭を上げて見つめるリン
貴「次の島にたどり着くまで
じゃなくて良いよ！
ハーブ島まで私が送り届けてあげる！」
と胸を張って笑った
と、
リ「な、なに言ってるんですか!!
確かに………Aさんと冒険をするのは
楽しそうですけど
私には、あまり時間が…！」
貴「冒険は中止!!
このままハーブ島に進もう！」
リ「そんな………ダメですよ！
海賊って
沢山の島を渡って冒険するんですよ!?」
と、リンが焦りだした
貴「ﾊﾊﾊｯ、知ってるよ！」
リ「それなのに悪いですよ！
私のためにそんな!!」
貴「遠慮しなくて良いよ、私がそうしたいの！」
リ「でも！」
貴「それに
冒険なんていつでもやり直せるじゃない」
リ「！」
貴「目の前に困ってる“友達“がいるのに
ほおってなんて行けないよ」
リ「友達…？」
貴「うん！私はそう思ってる！
だから遠慮しないで？
航海術でも勘でもなんでも使って
必ず送り届けるから！」
そう言って、私はﾆｯ！と笑った
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リ「ちなみにAさん
”航海術“と申しましたけど
航海術をお持ちなんですか？」
貴「航海術??ないよそんなの？」
リ「………………………え”…ｯ」←
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時雨(プロフ) - みかんXさん» コメントありがとうございます！楽しみに待っていていただけて嬉しいです！そうなんですよ!!難しいんです！ (2018年11月14日 20時) (
レス) id: e140a3bba5 (このIDを非表示/違反報告)
みかんX - 更新頑張ってください！いつも楽しみに待ってます！言葉だけになると戦闘シーン難しいですよね〜、 (2018年11月14日 20時) (レス) id: 3d056c730b (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ゆきちさん» コメントありがとうございます(^^) 更新待たせてしまい大変申し訳ありません！最近此方でドタバタする日が続いて更新できていませんでした←言い訳 時間ができしだい更新いたします！本当に申し訳ありません！ (2018年10月20日 12時) (レス) id: e140a3bba5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち - 続き気になります。更新お願いします。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: 4c123f987b (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ぎんたんさん» いえ！教えていただいて嬉しかったです！ありがとうございました！ (2018年10月17日 18時) (レス) id: e140a3bba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2018年10月14日 20時
