僕だけしか知らないこと�� ページ20
「事務所の人から、お前はメンバーみんな仲良く出来る様にサポートしろって言われてたの」
「大人たちは私が外国人で子供だからわからないと思ったのかな…私は緩衝材の意味はっきりわかってたよ」
JN「ヌナ…」
「それと同時にわたしには、それだけしか期待されてないんだってショック受けたの」
JN「それは…酷い…」
「私良い子だからみんなと仲良くなれる様に頑張ったけど、愛想も愛嬌も無いからドヨンみたいに怖がられたこともあったし、チソンアには逃げられるし…」
JN「アハハハハ」
「中々上手くいかなかったけど、事務所の指示関係なく、みんなと出会えて仲良くなれてよかったとは思ってるんだよね」
JN「僕もヌナともっと仲良くなりたい」
「本当…？嬉しいな」
JN「ところで、ヌナは何でこんなことを俺に？」
「んー何でだろう。ジェノに聞いて欲しかった」
「このことは誰にも言ってないよ」
JN「僕だけ？」
「そう、ジェノだけ」
JN「マクヒョンやドンヒョクにも？」
「うん、私がドンヒョクに言ってたら今頃メンバー全員知ってるよ」
JN「じゃあ、ロンジュンにもドヨンイヒョンにも？」
「うん、ジェノだけだよ」
JN「えへへ、嬉しいな…」
誰にも話していない話を僕にだけしてくれたことが、僕も大人として扱ってくれたみたいで嬉しい
JN「ヌナまた何か嫌な事言われたら僕に話してね。解決できるとは断言できないけど話を聞くことはいつでもできるから」
「うん、ありがとう。ジェノも何かあったら話してね。こんな話をしたから嘘かと思われるかもしれないけど、私はみんなと仲良くしたいのは本心なんだよ…」
JN「うん、わかってるよ。ヌナは昔から僕達のこと気にしてくれてるよね」
僕だけがヌナに距離を感じて居ただけで、ヌナは昔から僕や他のメンバーにも親切だった
今日で僕とヌナの心の距離はグッと近づいた
「ドリムのみんな可愛いからね。ついお世話しちゃうの」
「あ、もう50分だ。ジェノ話付き合ってくれてありがとう。」
JN「僕こそジュースもありがとうございました」
「無理せずに、ジェノも何か嫌なことがあったらいつでもおいで。この練習室殆ど私の物だから」
JN「ヌナこそ無理しないでよ」
「ありがとう、じゃあね」
ヌナは柔らかく微笑んで、手を振る
ヌナのこんなに優しい顔初めて見たかも
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作者名：えむ
| 作成日時：2022年6月6日 22時
