検索窓
今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:30,038 hit

ep.11 ページ16

.




___朝光side




はぁ、なんでこんなイライラしてんやろ俺。




俺たちに嘘ついて夜練してたから?
幼馴染の俺に気を使ったから?




……いや違う。




きっと俺はジフニヒョンに嫉妬してるんやな。




Aはジフニヒョンに嫌われてると思ってるけど、ほんまはそんなことないってことは俺たちがいちばん知ってる。


ジフニヒョンが俺たちにAの話をしてくるときのあの楽しそうな顔を見れば一目瞭然だ。




だから尚更イライラしてるかもしらん。




アサヒ『……はぁぁぁ。』




俺は深くため息をついて、Aに視線を移す。
さっきからイライラした感情をぶつけてしまったからやろうか、Aは寂しそうな目でただ前を向いたまま俺の隣をゆっくりと歩く。




Aにそんな顔させてどうすんねん俺、。




アサヒ『……、ごめんA。』

A『え?なんで朝光が謝るの…?』

アサヒ『いや感情的になりすぎた。』




ああ、俺はまだまだ子供やな。


Aのこと守ろうって決めたはずやのに、これじゃあ守れるどころかAを傷つけてしまう。




A『謝るのはわたしのほうなのに。でも朝光とこのままギクシャクして終わりたくない。』

アサヒ『俺もやで。そんな顔させたかったわけやない。』




俺のひと言にAは自分の頬を叩き、そして俺の大好きな笑顔を見せてくれた。




A『これでいつも通りの朝光に戻ってくれる?』

アサヒ『そーやな笑』

A『もう朝光に隠し事したりせえへんから!』

アサヒ『うん、約束やで。』




俺たちは拳を合わせ笑い合う。




俺の思いはいつ届くんかな。

Aは俺のこと幼馴染としてしか見てへんのかな。




俺はAに狂わされているのかもしれない_____。




.

ep.12→←ep.10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
387人がお気に入り
設定タグ:TREASURE , アサヒ , ジフン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年11月23日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。