ep.8 ページ13
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ヨシノリ『まじで行くの?笑』
自分は関係ないからか隣で呑気に笑ってる芳くんにため息をつきながら頷くわたし。
A『ジフニオッパがそう言うんだもん、行くしか。』
ヨシノリ『ほんと好きだねジフニのこと笑』
A『これ以上嫌われたくないもん!』
ヨシノリ『ははっ笑。そんなことないと思うけど笑笑。』
芳くんはいつものように楽しそうに笑う。
ハルト『A〜俺も連れてって。』
A『やだね。あんたは朝光と行ってきな。』
ハルト『いや俺とジフニヒョンの差よ。』
悪いけど温斗まで連れて行ったら金破産するわ。笑
『え〜ショックやなぁ。』とか言いながらも携帯をいじりはじめる温斗を呆れた顔で見ていると、それを見ていた芳くんがまた笑う。
ヨシノリ『今度また俺とも買い物行こうね。』
A『え!行きたい!行く!』
ヨシノリ『はや笑』
芳くんと買い物は行くしかないでしょ。
わたしたちは好きなものが似てるっていうのもあってよく一緒に買い物に行くことが多い。
ヨシノリ『どこ行こっか?服屋?』
A『言おうと思ってた、最高。』
ヨシノリ『決まりね笑』
さすがわたしのお兄ちゃん。笑
『早く行きたいなあ』とか言いながら2人で笑っているとなにやら前から視線を感じ、そちらに顔を向ける。
すると朝光と目が合った。
しかしすぐに逸らされる。
いつもならなんか言ってくるか、なにかしらしてくるのに今日の朝光はなんもしてこない。
むしろ少し機嫌が悪いようにも見える。
A『ね、芳くん。朝光って今日機嫌悪い感じ?』
ヨシノリ『ん?』
芳くんにしか聞こえない声量で芳くんにそう尋ねると、芳くんは静かに首を振った。
ヨシノリ『いや元気だよ笑。ここ来るまでなんかジェヒョガと大爆笑してたし。』
じゃあなんなんだろう……。
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作者名:絢 | 作成日時:2022年11月23日 16時