ep.6 ページ11
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オッパとの約束通りちゃんと1時間で夜練を終え、時計を見ると時刻は既に0時を過ぎていた。
なんか申し訳ないことしちゃったな……。
A「オッパ、こんな遅くまでありがとうございます。
眠いし疲れてますよね……？」
ｼﾞﾌﾝ「うん眠い。」
A「ごめんなさい！」
やっぱり帰ってもらえばよかった。
これでまた自分の都合でジフニオッパに嫌な思いをさせてしまうじゃないかこれ以上嫌われたくない！！
そんなことを考えながら頭を下げると上からオッパの優しい声がふってきた。
ｼﾞﾌﾝ「あはは、嘘だよ眠くないから平気。笑」
A「え。」
ｼﾞﾌﾝ「お疲れさま。」
A「！」
顔をあげるとジフニオッパは目を細めて微笑み、わたしの頭を撫でる、いや髪をクシャクシャにされた。
普段はこんなことしないのに。
いつもみんなといる時なんて冷たい態度で返されるしからかって遊んでくるし。
A「今日のオッパおかしい……。」
ｼﾞﾌﾝ「なにが？笑」
A「優しすぎますよ、いつも冷たいのに！」
そう言うわたしにジフニオッパは爆笑する。
ｼﾞﾌﾝ「Aは反応がおもしろいから笑」
A「わたしはずっと優しいオッパがいいです。」
ｼﾞﾌﾝ「無理。」
A「いや即答、」
落ち込んでいるとまたそれをみて楽しそうに笑うオッパ。
でもわたしはこの関係性が好きだ。
まあ冷たくされるとへこむし、色々感情左右されるけど。
ｼﾞﾌﾝ「お、もうこんな時間じゃん。そろそろ出るか。」
A「はいっ！ほんとにありがとうございました！」
なんか楽しくて時間があっという間に感じたな。
ジフニオッパのおかげだ。
A「あっ！そうだオッパ！お礼になにかさせてください。このままだと何も返せないまま終わりになりそうで。」
わたしの言葉にオッパは笑った。
ｼﾞﾌﾝ「んー笑じゃあ今度ご飯でもおごってよ。」
A「え！？」
ｼﾞﾌﾝ「なんでそんな驚いてんの？笑」
いやいやいや。
いつもご飯誘うと断るくせに、今日はまさかのオッパからのお誘いをもらったらそりゃあ驚くよ、。
A「いや……なんでもないですっ。」
ｼﾞﾌﾝ「どこ連れてってもらおうかな〜？高級焼肉？」
A「勘弁してください。」
ｼﾞﾌﾝ「ははは笑」
……やっぱり今日のオッパはおかしい。
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作者名：絢 | 作成日時：2022年11月23日 16時
