いちごみるく (ページ10)

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ジフンside

競技が終わって、クラスのブースに帰ると彼女が突然倒れた。

熱中症らしい。

先「おい、誰か保健室連れてってやれ！」

「あ、おれが連れてきます」

そう言ったはいいものの、おんぶはできるが、俺よりも背の高いこいつを保健室までこいつを連れてくのは俺には難しい

「俺が運ぶよ」

そう言って、彼女を抱き抱えたのはウォヌだ。

「いや、おい...」

「冷静になれ。俺が運んだ方が絶対いいだろ。心配ならついてくればいいだろ？お前もう出ないんだから。」

確かにそうだ。俺としたことがAのこととなると冷静でいられない。

「わかった。ついてくよ。」

Aを運ぶウォヌについて、保健室に行く。

保健の先生は教師のブースで治療をしてるらしく、保健室にはいない。

「じゃあいくから、お前がしっかり見ててやれよ？」

「当たり前だろ。ちゃんと見てる、」

ウォヌが出ていき、俺は彼女の手を握る。

「この野郎、無理すんなって言っただろ？」

守ってやれなかった自分がなさけなくてたまらない。