いちごみるく (ページ8)

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ツンデレジフン君ページ8

今日は体育祭。

五月とは思えないぐらいおかしい暑さで、太陽がジリジリてってる。

運動神経なんて無い私の唯一の楽しみは、運動のできるジフンを眺めていること。

ジフンは見るなって言うけど、見たいもんしょーがないよね。

小さいとか言われてるけど、運動神経はいいし、スポーツしてるときのジフンてほんとにすごいと思う。

反則なぐらいかっこいいんだ。

ジフンはペアで出る障害物走にスニョンと出るらしい。

うちの学校の体育祭の目玉とも言えるこの競技。

いろいろ無茶ぶりがあったりするんだけどおもしろいんだ。

待機しているジフンをガン見していたら、ジフンもこっちを見た。

手を振るとなぜかスニョンが返してくれる。お前じゃねーよ

スニョンがたぶんほら、お前も手振ってあげろよって言ってるのが見える

照れているのか、手をあげただけ。

それでも空の太陽に負けないぐらいのジフンの赤い顔が見えるから、幸せでしょーがなかった。

スニョンが目をそらしたすきに、ジフンに口パクで頑張れと言ってみる。

そしたら、まかせとけだって。

お互いにニコって笑いあう。

「続いてのプログラムは障害物走です。今年はどんなむちゃブリが登場するのか！」

アナウンスが始まって、ジフンが走る用意をしだした。