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私は喜怒哀楽が普通の人よりはっきりしてる。





スンチョルは自分の気持ちに素直なのはいいことだよって言うけど





こういう女の子がめんどくさいことなんて自分が一番よくわかってる。






人見知りでなかなか自分から話せないくせに独りになるのが大の嫌い






そんな私をよく知ってて、いつもサポートしてくれる。






新学期1日目クラスメイトに話しかけられなくて落ち込んでいた私に





「ほら、大丈夫だって。な?明日もあるだろ?大丈夫大丈夫」





そう言って頭を撫でてくれた。






本当に優しい。




その優しさがスーパーヒーローな彼の一番の武器なのだ。





そんなこんなで、私のスンチョルへの想いは日々募っていく一方だった。





そんななか、今日はデートのようでデートでないお出かけの日





大学帰りのスンチョルと、一緒にショッピングに行こうということで駅で待ち合わせをしていた。





「ねぇ今1人?」





なんだかガラの悪そうなガタイのいい男数人が話しかけてくる





『いえ、待ち合わせをしてるので、1人じゃないです。』





「え〜今1人じゃん、そんなのすっぽかして一緒に遊びに行こうよ」




そう言い腕を掴まれる。





『やめてください、迷惑です。』





バッと腕を取ると次は両手で掴んできて





「いいじゃん、絶対退屈させないから」






…くっそしつこい





今までにもナンパされたことはあったけど今回のは気持ち悪いぐらいしつこい。





そろそろ怖くて泣きそうになっていたその時





パッと突然腕が離れた





「あの、俺の連れに何か用ですか?」





そこにはスンチョルの姿があった。





「チッ」





男は舌打ちしてどこかに行った。





「大丈夫!?怖かっただろ?俺が来たからもう大丈夫だからな!」





少し走ったのか少しだけ息が荒くなっていた。





『大丈夫、だよ、、ありがとう』





それを聞くといつもよりさらに優しく私の頭を撫でて





「遅くなってごめんな?ほんとあっちから見てびびったよ…」




無事でよかったと、微笑む彼はやっぱりどのスーパーヒーローよりかっこよかった。

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設定タグ:seventeen , 短編 , セブチ
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作者名:ちーずかまぼこ | 作成日時:2016年4月30日 18時

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