いちごみるく (ページ21)

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まぁ何はともあれ今日も無事に学校終了

毎日一緒に帰る私とミンギュだけど毎回毎回障壁がある

女2｢ミンギュくーん、今日さうちらと帰らない？｣

女1｢今日ねパンケーキ食べに行くの～よかったら～ミンギュくんも一緒にどう？｣

｢あー、ごめん俺Aと帰るんだよね、ごめんね～｣

そう言って断るミンギュ。毎日毎日あの子達もこりないな～

毎日断られて私優先なの目に見えてるのにどこから敵じゃないとかいう言葉が出てくんのか不思議だわ～

｢お待たせ！帰ろ！｣

さっきのことには特に触れずに2人で学校を出る。

学校から家までは歩ける距離で毎日30分ぐらい歩いて登下校してる私たち。

人がまばらになってきた辺りでミンギュが突然嬉しそうに言った。

｢ねぇA!そーいえば、さっきは今度誘ってって言わなかったよ！｣

褒めて！と言わんばかりのキラキラの笑顔で報告してくる

『見てた見てた笑えらいえらい』

そう言って背伸びをして高いところにあるミンギュの頭を撫でる。

撫でやすいように屈むミンギュの顔は嬉しそうで

(あ、尻尾見える気がする……)

犬っぽいというかもはや犬そのもの←

こんなところは教室じゃ見れないから私だけの特権かな。

嬉しくて少しニヤニヤしてるとミンギュが突然手を握ってきた。

｢ここまできたらバレないって！いいでしょ？｣

覗き込むように見られたら断れるはずもなく、黙って握り返す。

そしたらミンギュが少し笑って言った。

｢A、あのさ｣