いちごみるく (ページ14)

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「お前、何やってんの？」

頭を抱えていると頭上から聞きなれた声

薄ら笑いで私を見下ろしているウォヌ、あんたいつからそこにいたのよ

しまった見られたと思いながらも、冷静を装う

『ウォヌ、遅かったじゃん？また告白？』

「ん、まぁそんなとこ。それよりお前頭大丈夫か？結構思いっきりぶつけてたきがするけど...」

くっそ、お前そんなとこから見てたのか

『石頭だから大丈夫ですー！』

「石頭とかﾊﾊﾊﾊフォローの仕方面白すぎだろﾊﾊ」

『笑いすぎやわ！』

いつまでたってもこいつのツボってほんとによくわからない

つーか、そんなとこより告白の方が気になるわボケ

『そんで、あんた告白の方はどーしたの？』

「告白？ふつうに断った」

はー、良かったこいつに彼女ができたらほんとに落ち込みまくるしかなくなる

『そっか、そっか！じゃ一緒に帰れるね！早く帰ろー！』

そう言い歩き出すけど、私の方をジーっと見ながら歩こうとしないウォヌ

『え、ウォヌどーした？』

「俺が彼女作らないのは、俺のことちゃんと分かってない彼女作るよりは俺のことよく知ってるお前と帰ったりバカやってる方が楽しいからだから」

そんだけっと言うウォヌそれって何、どーいうことだ、何が言いたい

口が開いたままウォヌを見つめる

「どういう意味かわかるか？」

『いや、ごめんわかんない』

そう言うと、一瞬ムスッと不機嫌になり、また真顔に戻って

「じゃあいい。かえろ」

少し早足で歩き始めた

『え、ちょいおい、チョンウォヌ！待ってって！どーゆーこと！ねえ気になる！』

「バカにはおしえてやんねーよ」

『ばかなんだから教えてくんないとわかんないじゃん！』

こうやっていると、嫌いだなんて思えないんだもんね

好きって言葉しか出てこなくなるんだからね

嫌いだなんて天邪鬼

「お前といる方が楽しい」

その意味がわかるまで、あと少し

((どっちがバカだよ、バーカ))