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同時刻____…
ASide
?「何だぁ〜?アイツらは?魔女じゃないよねー。だって一人は魔法騎士団のローブ着てるしー。…これだけの大軍の前に二人で出て来るって…馬鹿なのかな〜?」
私とファンゼルさんはたくさんのダイヤモンド王国の軍勢を前にして二人でこれ以上進ませぬよう立ちはだかっていた。
ファンゼル「マルス!!私が分かるかー!?」
A「マルス。無事だったのね!」
私達はマルスに語りかけるが、マルスは一向に口を開こうとはせず。
代わりに口を開いたのはその隣にいる先程から少しうるさい人で。
?「あれ〜?もしかしてあのおじさんは…僕らの先生だった人かな!?」
ファンゼル「ラドロス…」
ラドロスと呼ばれた男は不気味な笑みを浮かべて、
ラドロス「先生をこの手で可愛がれるなんて…やったね♪」
攻撃をファンゼルさんに向けて放つ。
それをファンゼルさんは斬り裂き、寂しげな瞳を二人へと向けた。
ラドロス「ヒュ〜!さすが先生だ!」
ファンゼル「…やはり君達はもう…昔の君達ではないんだね…。ならば自らの過去を…我が魔法で償おう!!」
そう言って魔導書を構えた。
私もそれに続いて魔導書を構えると、ラドロスの瞳が私へと向けられた。
ラドロス「ん〜?あれは七つ葉の魔導書…。初めて見たぜ〜!!」
ファンゼル「一応聞いておくよ。引き返す気は無いかい?」
ラドロスの興奮振りを華麗にスルーし、ファンゼルさんはそう尋ねた。
ラドロス「アハハハハ!!やだなぁ〜。それは僕らのセリフでしょ!センセっ!何かですね〜ウチの国王が危篤らしーんですよこれが!それで聞くとこによると…ここの女王は数百年の時を生きているとか。国王はその秘術を森の民を皆殺しにしてでもご所望なんですよ」
という事は…狙いは女王だということ?
ラドロス「欲しいモノは力ずくで奪う。それが僕達ダイヤモンド王国じゃないですか♪」
ファンゼル「それが嫌で、私は国を出たんだ」
嘲笑うラドロスに対して、ファンゼルさんは真剣な眼差しでそう答えた。
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れぃち(プロフ) - 恋歌さん» ぁぁあありがとうございます!誤字とか見つけたので時間が出来た時に修正します! (2019年5月1日 21時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - メリアさん» 尊いですね!いやいや私なんてまだまだです!ありがとうございます! (2019年5月1日 21時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - ウォルさん» 考えるのも楽しいです!ありがとうございます! (2019年5月1日 21時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - 続編おめでとうございます!もう何回も読み返しました!ファンです!これからも頑張ってください!応援してます (2019年4月30日 17時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)
メリア - ノゼルさん尊い…れぃち様感謝神様…! (2019年4月30日 17時) (レス) id: edc4abbf43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れぃち | 作成日時:2019年4月14日 18時