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第三者Side
「シスター！」
「シスタ〜！」
ゴーシュ「ババア！」
医療棟にて治療を受けているシスター・テレジア。
その傍には子供たちとゴーシュ。
そしてそれを静かに見守るフィンラルとネージュ。
ゴーシュ「ババア！！死ぬんじゃねえ！！」
ゴーシュがテレジアに呼びかける。
テレジアは薄らと目を開けて、
テレジア「…うる…さいねぇ…。聞こえ…てるよ…バカタレ…」
そう言ってテレジアはゴーシュの頬に触れ、
テレジア「私の…魔力を…持っていきな…。助けに…行くんだろ？…あの子達を…」
微かだが魔力をゴーシュへと送るテレジア。
ゴーシュ「ババア…」
テレジア「…あたしゃ…妖怪ババアだよ…？そう簡単に…くたばりゃしない…。安心して行って来な…シスコン輩…」
テレジアがそう言うと、周りの子供達もゴーシュへと駆け寄り。
「そんなことができるの！？」
「僕の魔力も持ってって！」
「あたちのも！」
「アスタ兄ちゃん達を助けてよ！」
そしてネージュもゴーシュへと魔力を送った。
ネージュ「僕の魔力も…使って下さい…。僕が行っても…役に立たない…。Aちゃんをよろしくお願いします！」
ゴーシュ「テメー…」
マリーも皆に続きゴーシュの手を握り魔力を送った。
マリー「ね？人は皆…支え合って生きてるんだよ…！」
ゴーシュ「マリー…。俺は…俺のやるべき事がわかった」
そう言ってゴーシュはフィンラルを呼ぶ。
ゴーシュ「フィンラル！さっきの洞窟に連れてってくれ」
フィンラル「マ、マジで…？」
フィンラルは思った、俺お前より先輩なんだけど、と。
フィンラル「とゆーか、行ったところであの魔力ギンギンさんどーにか出来んの？本部の増援や他の騎士団を待ってた方がいいよ」
フィンラルの意見は最もだった。
だが、
ゴーシュ「勝算はある！」
ゴーシュは何かを思いついたようで。
フィンラル「けど、強力な魔力を持つ者の周りには『魔』の力場が出来るから至近距離までは寄れないかもしれない。それに今日はホントに大人数を大移動しすぎた。チャンスはあと一回だけかも…」
つまり、行ったらこちらにはフィンラルの魔力が戻るまで帰って来れないということ。
どんなピンチになったとしても。
ゴーシュ「それでいい。頼む…！！」
それを承知の上で、ゴーシュはフィンラルに頭を下げた。
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なぎ - めっちゃ良いです(´∀｀*) (2019年6月11日 12時) (
レス) id: 2c3bf4091e (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます！グダグダでお恥ずかしい文面ばかりですがそう言って貰えて嬉しいです！番外編作れたら作りたいなとは考えております！ (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - ウォルさん» いつもコメントありがとうございます！これからも何卒よろしくお願いします！ (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！！！嬉しいです！ (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - 何回も最初から読み直してます！もちろん一番右の星押させてもらってます！毎日ドキドキです。続編も頑張ってください！一つ質問なんですが番外編？短編？とかってやらないんですかね？ただ気になっただけなのでこれは無視して大丈夫です！これからも応援してます (2019年3月25日 23時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れぃち | 作成日時：2019年3月19日 14時
