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ゴーシュSide



マリー「お兄ちゃん戻って!」

ゴーシュ「ダメだ。マリーを町まで連れていく」

マリー「皆が!お願いだから、戻って!」

ゴーシュ「ダメだ」


あの女には俺の魔法が通じない上にとんでもねー魔力の化け物まで現れやがった。


あんなのと戦ってたらマリーが危ない。


ゴーシュ「マリーが無事なら他の奴らなんてどうでもいい」


そうだ…他の奴らなんて__…。









.









.







『アドレイ家は誰もが羨む貴族の名家ですな〜!』

『本当に羨ましい…』


嫌いだった、周りのその目が。


ゴーシュ『父さんと母さんが事故で死んだ!?』

『お二人は遺書に遺産を私に相続させると書かれていた。その意味はわかるね?出ていけ』


子供の俺でも分かった。


父さんと母さんは事故で死んだんじゃない、殺されたんだって。


せめて、マリーだけは…。


泥棒でも強盗でも何をしてでも、マリーだけが俺の全てだ。









.









.








そう、俺にはマリーさえいればいい!


ゴーシュ「他の人間のことなんざ知ったことか!」

マリー「え〜いっ!!」


そう言うと、マリーは俺の顎を下から殴った。


え、殴…!?


マリー「こんなかっこ悪いお兄ちゃんなんて、大嫌い!!」


…な、なんだ、と…!?


マリー「確かに私達は色んな人に酷い目に遭わされたけど、シスターや教会の子達は違うもん!皆いい人達だよ!?人は繋がって生きてるんだよ?皆がいるから、今の私達があるんだよ!?」


マリーは目に涙を溜めて訴える、愚かな、この俺に。


マリー「それに、皆を護るのが魔法騎士団でしょ?お兄ちゃんが魔法騎士団なの私の自慢なの!私の自慢のかっこいいお兄ちゃんでいて!」


マリー…。


マリー「あっ、マルコ!」


出口が見えてきて、マリーは一人の子供に手を振る。


マリー「良かったー、無事だったんだね、マルコ!」

マルコ「綺麗な女の人に助けてもらったよ!うっすらとしか覚えてないけど。その後シスターとアスタに助けてもらったんだ!」


マルコは『黒の暴牛』のローブを羽織っている。


何故それを?

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なぎ - めっちゃ良いです(´∀`*) (2019年6月11日 12時) (レス) id: 2c3bf4091e (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます!グダグダでお恥ずかしい文面ばかりですがそう言って貰えて嬉しいです!番外編作れたら作りたいなとは考えております! (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - ウォルさん» いつもコメントありがとうございます!これからも何卒よろしくお願いします! (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!!!嬉しいです! (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - 何回も最初から読み直してます!もちろん一番右の星押させてもらってます!毎日ドキドキです。続編も頑張ってください!一つ質問なんですが番外編?短編?とかってやらないんですかね?ただ気になっただけなのでこれは無視して大丈夫です!これからも応援してます (2019年3月25日 23時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れぃち | 作成日時:2019年3月19日 14時

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