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97. ページ2

第三者Side



魔法帝は、王都襲撃を反クローバー王国のテロリストによるものと断定し、


今後も断固たる意志で戦っていくと表明した。


魔法帝は王権派に被害の責任を追及されたが、


それでも民衆の支持は大きく魔法騎士団への活躍の期待が高まった。


敵侵入の原因は王都の魔法障壁を張る一部魔道士達の失踪にあった。


敵に消されたか…もしくは寝返ったか。


この事実は公にはされなかったが、ユリウスは確信せざるを得なかった。


そう、Aが狙われた事件の時から思っていたこと、それは…


ユリウス「やはり、王都の魔道士に裏切り者がいる」


ユリウスの顔付きはいつもより真剣で。


ユリウスは捕らえた捕虜の二人から情報を聞き出そうとするが、


マルクス「ダメです!保護(プロテクト)魔法がかかっていて情報が探れません!」

キャサリン「あの方は闇の中の光!私達の神なのよ!」


やはり、それは少し難しそうで。


ゲオルク「あの方だけは私達を見捨てなかった。私達もあの方を裏切る事は決して無い!」


『あの方』が絶対的な求心力と恐るべき魔力を持っているという事、そして、フエゴレオンを倒したのも『あの方』だろうとユリウスは確信する。


そしてユリウスは思い出す。


アスタを救出した時の事を。


石版に埋め込まれていた宝石。


フエゴレオンのペンダントもその一つだったということか。


いくつかまだ空きがあったがあれが全て揃うと何が起きる?


フエゴレオンが狙われたのはその宝石を所持していたからという可能性もあるが、


フエゴレオンの強さ思想が奴らの目的の邪魔になる可能性が高かったのかもしれない。


いくつかの不穏分子を秘密裏に調査していて初めて足取りを掴めて探したユリウスだが。


あそこまで強大な力でとてつもない事を企てているとは。


王都を離れるべきでは無かったか…とユリウスは反省した。


ユリウス「彼が起きれば、もしかしたら何か分かるかもしれない。待つとしよう。獅子王の目覚めを」


ユリウスのその言葉は風に乗って消えていった。

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なぎ - めっちゃ良いです(´∀`*) (2019年6月11日 12時) (レス) id: 2c3bf4091e (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 恋歌さん» ありがとうございます!グダグダでお恥ずかしい文面ばかりですがそう言って貰えて嬉しいです!番外編作れたら作りたいなとは考えております! (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - ウォルさん» いつもコメントありがとうございます!これからも何卒よろしくお願いします! (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
れぃち(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!!!嬉しいです! (2019年3月26日 14時) (レス) id: 86e20c10f6 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - 何回も最初から読み直してます!もちろん一番右の星押させてもらってます!毎日ドキドキです。続編も頑張ってください!一つ質問なんですが番外編?短編?とかってやらないんですかね?ただ気になっただけなのでこれは無視して大丈夫です!これからも応援してます (2019年3月25日 23時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れぃち | 作成日時:2019年3月19日 14時

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