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善逸「ちょ!?え!?は!?」
私と宇髄さんを交互に指差して慌てふためく善逸くん。もうその慌てぶりは説明しようがない程だ。
天元「なんだァ?今イイとこだったんだが。邪魔するな。」
善逸「それはごめんなさいね……ってなるかあぁ!!いや何!?そういう関係だったの!?わーびっくり!!びっくり過ぎて目ん玉飛び出るかと思ったわ!!」
A「もう飛び出てるよ。」
そう善逸くんに返しながら私はさり気なく宇髄さんから離れようとするがなかなか許してはくれない。
善逸「早く離れなさいよ!?俺いつまで2人のあつーい抱擁見せられるわけ!?拷問!?俺何か悪い事でもした!?」
善逸くんが私の腕を引っ張るが宇髄さんも宇髄さんで私を力強く抱き締める。
天元「何でここにいるんだ。」
善逸「冷静過ぎて腹立ってきた!でも俺優しいから!?答えてあげるけど!部屋間違えたの!!」
天元「それは見たら分かる。」
善逸「はいそうですねごめんなさいね!?」
2人で言い争うのは構わないが私を挟んではやめてほしい。…腕千切れそうなんだけど。肺も潰れそうなんだけど?
A「く、苦しいんですが。」
そんな私の言葉など2人の耳には届かないようで。
炭治郎「善逸ー?善逸いるのかー?」
これはもう私死ぬなと真顔で思っていたその時私の癒しである炭治郎くんが顔を覗かせた。
炭治郎「って何してるんですか!離れなさーい!!」
炭治郎くんは私達を見るなり頭突きを仕掛けてきたが、炭治郎くんの頭突きは相当痛いのか頭突きされる前に2人して身を引いた。
A「ありがとう。炭治郎くん助かっ__…」
言い終わる前に額に痛みが走った。どうやら頭突きの対象は私も入っていたようだ。
なるほど、これは咄嗟に避けたくもなるわ。でもどうして私まで?と頭を働かせる。
炭治郎「女の子がそんなみっともない格好しない!!」
いやこれ自分でしたんじゃなくてされたんですけど!?炭治郎くんこういう事に関しては鈍すぎなのか!?
善逸「炭治郎の頭突き受けて平気で立ってられるってもう化け物じゃ…。」
炭治郎「手抜いたからな。Aは女の子だし。」
やだもう炭治郎くん好き。だけど頭突きした事には変わりないよでも許す。
それから私は別室を用意してもらって綺麗な着物に着替えた。綺麗過ぎて私には勿体なかったけどこいうのも悪くないな、なんて。そんな事を思いながら。
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明(プロフ) - おおおお終わり!?!? (8月2日 16時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月8日 6時) (レス) @page30 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 顔にニヤケしかでてきませんでした!!!面白かったです^^* 更新楽しみにしてます! (2020年2月8日 23時) (レス) id: dc882952f9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 更新頑張ってください!ものすごくおもしろいです!! (2020年2月6日 15時) (レス) id: 85026b1c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこにゃ - 面白いです!続き楽しみにしています!!頑張ってください*\(^o^)/* (2020年1月28日 18時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れぃち x他1人 | 作成日時:2019年9月3日 21時