いつだって【K.Y】 (ページ4)

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先｢おい岸！3日連続遅刻とはいい度胸だなぁ｣

｢いや、ほんとさっせ！明日こそは遅刻しないって命かけますっ！｣

先｢お前の命はいくつあるんだ！笑とりあえずHRは終わりだ、次の授業の準備をするように！｣

｢はいっ！｣

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優｢なぁAーー、まじ頼むって！｣

『絶っっ対イヤ！』

HRが終わって私のもとへきた優太

彼が遅刻するようになったのは高校からで

その理由はわたしが起こしに行かなくなったから。

起こしに行かなくなったのは、起こしても全く起きてくれない優太のせいで、

中学でわたしまで遅刻の常習犯になりかけたから

優｢頼むってぇぇ｣
｢ぜってぇおきるから！な？｣

隣で手を顔の前に合わせてこっちを覗き込んでくる彼は無視

人の気も知らないで…

去年クラスが離れたことをきっかけに優太を起こしに行く役目はきっぱりやめた

1番の理由は、優太離れをして前に進みたかったから

｢Aちゃん、おはよ～｣

『廉くん！おはよ～』

隣のクラスの永瀬廉くん

すごくかっこよくて学校中の人気者

廉くんは1年のときに優太と同じクラスだったらしく

わたしも仲良くさせてもらっている

学校中に人気の廉くんがなぜ優太なんかと仲がいいのか、今でも不思議だ

それに、

廉｢Aちゃん今日もかわええなぁ｣

『だから！そんなことないってば笑』

そう、彼は女の子を嬉しくさせる達人なのです