いつだって【K.Y】 (ページ20)

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紫｢よし！お店回ろーぜ！！｣

優｢おれ金魚すくいやりてえ！｣

廉｢金魚すくいて小学生か笑｣

｢え、なにまともなのいないの？｣

『まぁまぁ、せっかくなんだから楽しもうよ笑』

小学生みたいなテンションの3人はすごいスピードでいろんな屋台を巡り、

美羽とわたしははぐれないように急いで後を追う

『あ、いちご飴』

廉｢おっちゃんいちご飴1個ちょーだい

Aちゃんはい！｣

『いいよ！廉くん食べなよ』

廉｢いーの。Aちゃんのために買ったんやから｣

『でも…

｢こーゆうときは素直に貰っといたらいいの！その方が男も嬉しいもんやで？｣

『う､うん…ありがとう？』

廉｢ははっいー子いー子｣

｢そろそろ花火始まるよ｣

紫｢さっき場所取りしといたから行こっか｣

わたしと優太が来る前にみんなが場所取りしていてくれたらしい

廉｢Aちゃんちょっとこっち来て｣

『ん？どうしたの廉くん』

廉｢さっき屋台のおっちゃんにいいとこ教えてもらってん！そっち行こや｣

『でも場所取りしてくれてたんじゃ、』

廉｢みんなには内緒でさ、きて｣

廉くんはわたしの手をとり走り出した

3人は気づいてないみたいで、だんだん離れていく

そこから止まることはなく、

たくさんの人とすれ違っていく

｢ハアッハアッ…ここら辺らしいねんけど｣

ようやくたどり着いた場所は、

丘みたいなところでわたし達の町が一望できるところだった

『わぁ、、きれい』

真っ暗な夜空に町の灯りが点々と灯っていて

ものすごく綺麗だった

そんなとき、ようやく今日のビッグイベントである
花火が上がった

それはまさしく夜空に咲く花のようで

思わず息をのんだ。

廉｢なあA。｣

『へ…？』

廉｢俺、Aのこと好きやねん

俺らがアホなことしててもずっと笑ってくれる

Aが好き。俺と付き合ってくれませんか｣

『あ、あのっ｢返事は！今じゃなくていいから

ってゆうか、今せんといて？ゆっくり考えてほしい｣

廉くんからのいきなりの告白にとまどっていると
｢あと、｣といいながら肩を引き寄せられ

廉｢俺ほんまに本気で好きやから。絶対笑わせるし後悔させへん。

それくらい本気やってこと忘れんといて。｣

と言って抱きしめられた。