いつだって【K.Y】 (ページ16)

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『･････』

「･････」

優｢･････｣

廉｢･････｣

とうとうこの日が来てしまった、、

約束していた勉強会が始まってそろそろ2時間くらいたつけど、

なんでさっきから誰も喋んないの？！

え、みんなそんなに勉強したかったの？

勉強会って言ってもさ、みんなでお喋りしながら～みたいな感じじゃなかったの？

違和感だらけのこの空間にひとりで自問自答を繰り返していると、

廉｢Aちゃん止まってるけどいける？
教えたろか？｣

廉くんの一言でみんなの手が止まった

『へっ？！あ、いやちょっと休憩しようかな～って思って』

｢もう2時間だし、そろそろ休憩いれよっか｣

優｢だな！俺もうくったくた～｣

廉｢俺トイレ借りていい？｣

『あ、うん！部屋出て右にまっすぐ行ったとこにあるよ！』

休憩になった瞬間みんなは自由だ

美羽は携帯できっと紫耀くんと連絡してるだろうし、

優太はわたしのベッドで項垂れている

｢そういえばさぁ岸はなんで今日そんなに真面目なのよ｣

『わたしもそれ気になってた』

優｢別に？そういう気分なだけ｣

いや気分って、、

あなた気分で勉強したことないでしょ

廉｢Aちゃんの家広いな！まっすぐやのに迷いそーやったわ笑｣

優｢いやマジでこいつの家広いよな！この俺でも迷いそーになんだよ！｣

『優太の家とそんなに変わんないでしょ？』

｢いや俺覚え悪ぃじゃん？笑｣

覚えが悪くてもわたしの家くらい覚えといてよ、、

｢あA、花火大会の日浴衣着るよね？｣

『うん、せっかくの花火だしね！』

廉｢浴衣？めっちゃいいやん！！｣

優｢花火？浴衣？........なんの話？｣

(あ、優太にまだ言ってなかったんだった)

廉｢俺らで花火みにいくねん！｣

『ごめん優太、今年は一緒に行けないや』

優｢それって俺も行っちゃだめ？｣

『え、？』

廉｢俺は全然ええで！優太おったらおもろなるやろーしな！｣

｢わたしはいいけど紫耀にも聞いてみるね｣

美羽さんわたしの願い覚えてる？
忘れちゃってんじゃない？

優｢Aは？｣

やっぱ聞くよねー、無理って言えないじゃんこれ

『別にいいけど......』

なんでいつもこうなっちゃうの！