恋に夢見る鬼殺剣士. 【ワンピース】【鬼滅の刃】

。 ページ4

.









「ぁ、…とらふぁ…？とらふ…と、とら…」









西洋の言葉には慣れない.









ましてや『とらふぁるがー』なんて以ての外だろう.









「…ローでいい.」









「…！、…ふふ、……ふふふ、…了解です.」









ぶっきらぼうに言うその人は.









(___なーんか、どっかの蛇柱みたい.)









「何がおかしい.」









「なんででも、ですよ.」









私の大切な人に似ていた.









「…とにかく、…ろーさん、ありがとうございます.









こんな見ず知らずの私なんか助けて頂いて.」









『助けたつもりなどない.』









きっと彼はそう言う.









「俺は助けたつもりなんかねェ.」









「…結果助かったんだから良いんですよ.」









(____初対面の蛇柱さんも同じこと言ったしね.)









私が師範の継子になってから態度が丸くなった.









恐らくあの人のことだ.









"甘露寺の大切な人なら優しくするか(女限定)"









的な感じだろう.









「…何百面相してやがる.









言っておくが俺はまだお前を信じていない.









一応警戒だってしている.









…お前の所属を言ってもらおうか.」









そんなにつんつんしなくてもいいのに.









「んん、分かりました.









鬼殺隊所属、階級は甲です.









そして一応、恋柱甘露寺蜜璃の継子ですね.









…鬼殺隊、ってわかりますか…？？









あの、その、俗に言うあれですよあれ！！









____鬼狩り.」









"鬼狩り"で鬼殺隊の意味がわかったのだろう.









目を見開いてこちらを凝視している.









「…？、そんなに驚きますか、









あ、そっか…ろーさんは西洋の方でしたよね、？









…？？でも、にしては日本語が流暢で…、









…でも腰のやつ、刀で、









刀なんか銃刀法違反じゃあ、…









私たちもそうだけど、ろーさんのそれ、…？









……？？？ぇ、…？？あれ？、？？？？」









こんがらがるこんがらがる.









彼の思考も私の脳も.









きっとまだ、何も理解していないもの.

。→←。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す