この日に出会わなければ… ページ1
学校が休みの日、
この日、私はゲーセンに来ていました。
1人で。
?「ちょ、あの子めっちゃ可愛くない?」
?「うわっマジじゃん!おい、声かけようぜ」
そんな可愛い子いる?
だいたいオタクっぽいメガネの女ばっかりだけど…
?「ねぇ、君名前は?」
『……私ですか?』
?「そーそー君!名前は?」
なぜ私は知らない人に個人情報を言わなければならないのか。
『私は……名前はないですね。』
?「ちょ、何この子笑」
?「君面白いじゃん笑」
?「今から遊ばない?」
『遊ばな…??「遅れてごめん。早く行こ?デート。」
肩組まれたのですか…
すみませんが誰でしょうか。
?「チッ彼氏持ちかよ。行こーぜ」
どっかいった…
??「困ってたから助けた。お礼は?」
『……ありがとうございます。』
??「ん。名前は?」
『チョン・Aです。』
??「ははっ名前あんじゃん笑」
『ありますよ。では失礼します。』
??「ちょっとまってよ。」
『なんですか。』
??「俺の名前聞かないの?よくあんじゃん。童話みたいなんで「お名前だけでも〜!」みたいな。」
『ここは童話じゃないし、あなたははじめましての方なので名前は聞かないです。では。』
??「はぁ。あのさ、Aって〇〇学校だよね?俺もなんだよね。」
『そうなんですね。』
??「それにはじめましてでは無いよ?」
『……え?』
??「俺ジュース拾ったくない?」
『あーそうなんですね〜。では。』
??「ユン・ジョンハン。」
『……はい?』
JH「俺ジョンハンって言うから覚えて。」
『あーはい。分かりました。』
JH「じゃあ俺友達と約束してるから行くわ。じゃーな。」
『はぁ。では。』
はじめましてではなかったようです。
でも、私が覚えていなかったならそれははじめましてになりますよね。
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作者名:ヤシの木 x他1人 | 作成日時:2019年2月2日 3時