story-13 ページ4
キハル「セラ、どうかした？」
セラ『これ、あそこに落ちてた！』
これというのは、小さくて丸い形をした球体のことで、落ちてたというのは、後ろの草むらに転がっていたということ。
キハル「！これ、鳥の卵よ」
セラ『え！でも落ちてたけど、大丈夫なの?』
キハル「殻にひびは入ってないし、まだ温かいから大丈夫だとは思うけど…。
戻すって言っても、木が高くて届かないし…」
セラ『じゃあ私が面倒を見るよ！みつけたのは私だし、それに私、この鳥の孵るところをみてみたい』
キハル「…そうね、じゃあこの子はセラに預けるわ。大切にしてあげてね」
キハルから手渡された、その卵は温かくて、少しでも力を入れたら割れてしまいそうなぐらいとても小さかった。
その卵を大事に抱え、元気に生まれてきますようにと願っていた─。
─────────────────────
〜白雪side〜
仕事も済み、なんとなく外を見ると、緑いっぱいの森が見えた
白雪「─森…。」
オビ「ん？行きたいの？」
白雪「できれば。」
オビ「訓練とかで使ってなかったら入っていいはずだから…、送ろうか？」
オビの言葉に甘えて送ってもらいながら、この間のことを思い出さないように自分自身と戦っていた
オビ「敷地内って言っても遠いんだよねー…」
なにか聞こえたけど、そんなことは関係ない。
今はとにかく静かなところに行きたい…。
ゼン「白雪！オビ！」
セラ『ただいまー！』
((ドキッ
今の声は、間違えなくゼンだった─。
─────────────────────
〜セラside〜
城の門をくぐり、しばらく行くと、白雪とオビの後ろ姿が見えた
久しぶりな気がして、少し胸が高ぶる。
ゼン「白雪！オビ！」
セラ『ただいまー！』
オビ「あ、あれっ主達！お早いお帰りで！」
ゼン「？いや、予定通りだ」
セラ『どうしたの？こんな所で…』
ゼン「……白雪？」
オビの後ろへ逃げるように隠れ、帰ってからこちらに顔を向けてくれない。
オビ「((ｺｿｺｿ…!?;」
白雪「((ｺｿｺｿ…;」
オビ「はい…!?;;」
さっきから二人でこそこそと話していて何も聞こえない。
セラ『ちょっと、何話してるのー？』
オビ「よし、お嬢さん、逃げろ！！」
一同「!?」
両手を大きく広げ、白雪を庇うようにゼンの前に立つ
白雪「…えっ」
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ユイカ(プロフ) - とても面白いですね！ファンになりました！更新頑張ってください！ (2020年6月26日 17時) (
レス) id: b470749ec2 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - めっちゃ面白いですね！！好きです！更新頑張って下さい！！楽しみにしてます (2019年1月22日 22時) (レス) id: 0384dad94b (このIDを非表示/違反報告)
ハルハル☆(プロフ) - サクラさん» 大ファンだなんて！ありがたいお言葉ありがうございますー！｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡ (2017年10月17日 16時) (レス) id: 5cd1bf599d (このIDを非表示/違反報告)
ハルハル☆(プロフ) - まりねえさん» ありがとうございます！m(*_ _)m (2017年10月17日 16時) (レス) id: 5cd1bf599d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ハルハル☆さんの大ファンです！ 更新頑張ってください！ 待ってます！ (2017年6月17日 13時) (レス) id: 548bac4832 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルハル☆ | 作成日時：2017年3月12日 23時
