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旅行に行くと決まれば、どんどん決まってしまうのが私達であとは行く日を待つだけになっていた。
「あのさ！今日スキーウェア買いに行こうよ！」
ダンスのレッスンが終わってすぐに福田がハイテンションでそんなことを言う。
「あ、それいいね」
疲れて体はヘトヘトだったけど、みんなが行くならと私もついて行く。
スポーツ店のスキーのコーナーに行けば、手袋とか帽子とかもちろんスキーウェアもおいてある。
各自が自分のスキーウェアを見ていた。
あ…これ可愛い。
白がベースだけど薄いピンクと紫色の花が散りばめられているようなスキーウェアだった。
これにしよう。
迷わずカゴに入れる。
合流したみんなが手にもつカゴの中にはカラフルなスキーウェアが入っていた。
「Aの可愛い！」
私のカゴを覗いて福田が笑う。
「福田のも可愛いね！黄色だ！似合うよ絶対」
照れたように福田は笑う。
「あ！そうだそうだ、どうせなら手袋色違いにしない？」
福田はテンションが上がったのか高校生みたいなことを提案する。
いつもは嫌がる草川も乗る気だ。
じゃんけんで勝った人から好きな色を選んでカゴに入れていく。
福「Aはピンクね」
完敗した私は余ったピンク色に
ここにいる誰もが笑顔だったスキー旅行一週間前
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作者名：りんご | 作者ホームページ：@redapple0214
作成日時：2016年1月25日 20時
