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朝がきてしまった。
着々とスキーの準備をする私達。
ホテルのソファでテレビを見る船津。
布団でまだ寝ている草川。
いつもみたいな朝だった。
それでもやっぱり時々流れる気まずい空気に戸惑っていた。
「じゃあ、楽しんできて」
そう言って手をヒラヒラ振る船津。
私のことは見てくれない。
昨日の夜は普通に話せたつもりだったのに、やっぱり距離ができてしまったんだ。
そう思うと胸がきゅっと痛んだ。
福「じゃあね！！」
村「楽しんでくる！！」
「行ってきます」
普段通りを装って3人で部屋を出る。
福「ねぇ！！なんで今日、2人にしちゃったの！」
スキー場に向かう途中に福田が村田に興奮気味で聞く。
村「2人は話し合うべきかなって思って」
普段、ドジばっかりしていても周りが見えているのが村田で村田の言う通りにしておけば大丈夫な気がしてきた。
「…そっか、ごめんね」
福「なんでAが謝るの？」
「だって私のせいでみんなのことめちゃくちゃにしてるじゃん…」
村「…本当だよ、Aのせいだよ」
村田が怒るのも無理ない。
ごめん、もう一回謝ろうとした
「！！冷た！！」
その瞬間に雪玉を投げられた
村「誰も悪くないのに1人で責任感じちゃってバッカみたい！！」
そう笑われる。
福「そうだよ、Aのバーカ！」
福田にも雪玉を投げられる。
「バカにバカって言われたくない！！」
私も負けじと投げ返す。
あ、雪止んでる。
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作者名：りんご | 作者ホームページ：@redapple0214
作成日時：2016年1月25日 20時
