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雄也side
祖母はあまり友人がいなかったらしい
それはお通夜や葬式が終わったあとに思った事だった
焼香をする人がやたらと少なかったのと、殆どが身内だったからだ
祖父が他界してからもう何年も経つが、その間祖母はずっと1人だったのだろうか
...なんか今の俺と似てるな
そう嘲笑すると、何かが俺の足に擦り寄った
驚いて足を見ると、青い瞳をしたグレーの猫が俺を見上げていた
なんで猫が、そう思ったら目を赤くした姉が俺に近づいてきた
「ケイちゃん、どうしたの？」
雄「ケイちゃん？」
「この子の名前よ」
なるほど、このグレーの猫はケイというらしい
姉が手を広げるとぷいっと顔を逸らし俺の後に隠れた
雄「ばあちゃん猫飼ってたんだ」
「うん、一人暮らしだったしね」
寂しいと思って買ってあげたの
そう続ける姉に少し驚いた
そういえば俺は何年祖母と会っていなかっただろう
祖母のことを知らなさすぎる俺自身に少し呆れる
雄「...この猫どうすんの」
「うーん...私はマンションがペットダメだし、他の人もみんな嫌がってるから保健所に行かないとかな...」
保健所...ってことは里親が見つからなかったらこの猫は殺されてしまうのだろうか
尚も俺を見上げる何を考えているかわからない青い瞳に、可哀想な、なんとも言えない気持ちになった
腰を下ろしそっと手を伸ばすと、逃げるかと思ったそいつは意外にも大人しく頭を撫でられた
「...それかあんたが飼う？」
雄「は？」
「あんたのとこってペット可でしょたしか」
雄「そうだけど...俺猫なんか飼ったことねぇし」
「大丈夫よ、なんとかなるって」
よかったわねー、猫に向かってそういった姉は他にやることがあるらしくさっさとどこかへ行ってしまった
雄「え？まじで？」
俺が飼うの？
そう呟いた声は誰に拾われることも無く、ただ足元にいる猫がにゃあ、と鳴いた
この時の俺は知らなかった
どちらかというと犬派のはずの俺が、ケイが可愛くて仕方なくなる日が来るなんて───
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
�睫擇気�Happy Birthday！！
本日4月4日！はい！大遅刻！
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みー(プロフ) - 澄みやかさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2018年4月11日 19時) (
レス) id: 85a3d61449 (このIDを非表示/違反報告)
澄みやか - コウタのバックストーリーがめっちゃよかったです！動物のチョイスもとっても素敵だっと思います。続きは楽しみにしてます。 (2018年4月8日 0時) (レス) id: 686bd1a860 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - まぁさん» まぁさんこんにちは！そう言っていただけて嬉しいです。更新はかなり遅くなると思いますがこれからもぜひ読んでください (2018年2月2日 23時) (レス) id: 85a3d61449 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - みーさんこんにちは。犬好きにはたまらない作品ですね。光くんを守る４頭？４人？の活躍とみんなの共同生活が楽しみです！ (2018年2月2日 19時) (レス) id: 4184b49a43 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - ききさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2018年1月15日 22時) (レス) id: 85a3d61449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー | 作成日時：2017年12月29日 2時
