俺のペット

実は ページ15

光side






圭・雄「はぁ...」







会社の昼休み




目の前でため息をついたのは圭人と雄也







光「なに...どうしたの」






このセリフ今日だけで何回目だろ



帰ってくる言葉は予想できるけど一応聞いてみる







圭・雄「いや、なんでも...」







はいはい



またそれね






卵焼きを一口口に運ぶと、また２人がため息をつく








光「もう！なんだよさっきから！ご飯まずくなるから言わないんだったらため息つかないで！」





そういうと シュン... と落ち込む２人





言いすぎたかな？



でも朝からずっとこんな調子なんだもん









圭「もし、もし...さ、」






口を開いたのは圭人








圭「動物が...人間になるって言ったらどうする...？」









光「...は？」








どうぶつ...動物？





...が、人間に...









ぽわん、と浮かんだのは家でお留守番をしているコウタたち







え、もしかしてバレた！？









光「な、なんで急に...？」




圭「あ、いや、えっと...」








うーん... と顎に手を当てて悩んでる圭人





言っていいものかと悩んでるんだろうか









対する俺は冷や汗がすごい









覚悟を決めたのか、圭人はぽつりぽつりと話し出した







圭「実は...」




光「実は...？」







ドキドキ...







圭「うちのユウトが人間になるの...！」








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