ある９人兄弟の物語 ４

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光side








部屋に戻ると２人はぐっすりと眠っていた






顔が真っ赤でかわいそうだけど弟の寝顔はかわいくて、さっきまでのイライラしてた感情が消えていく気がした







タオルで額の汗を拭ってやり、熱さまシートを貼る








裕「ん...」



光「あ、ごめん起こしちゃった？」



裕「...ううん、冷たいのきもちい...」









こんな時に言うのもなんだけど、イケメンって風邪ひいててもイケメンなんだなぁ...←








光「ここにスポドリ置いとくから、こまめに飲んでね？」



裕「うん...」








裕翔が終わったら次は圭人







同じように額の汗を拭ってやり、熱さまシートを貼る







圭「ん...」






おうおう、起きるタイミングも一緒かよ







光「ごめん、冷たいけど我慢して？」



圭「...ううん、冷たいのきもちい...」







いやもうほんと仲良しだよね


うんお兄ちゃん知ってた



仲良しなの知ってた








光「じゃあ圭人もここにスポドリ置いとくから、こまめに飲めよ？」



圭「うん...」







さて、と...２人とも汗がすごいし着替えさせた方がいいよね





着替えはここにあるし、体拭くのにお湯持って来ないと








ガチャ とドアを開けると隣の部屋から同じように慧も出てきた







今日はよく揃うな







慧「んぁ？ 光も体拭くの？」



光「うん、慧も？」



慧「そうそう、じゃあ俺光るの分のお湯も持ってくるよ、
宏太たちまだ時間欲しいだろうし(ぼそっ)」



光「そっか、じゃあよろしく」






ぼそっと呟いたのは聞こえてないことにしてやろう





たぶんまだキッチンはぐちゃぐちゃだろうし









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