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Aのお友達さんというだけあって、みんなすごくフレンドリーで快活な女の子達だった。
そのうちの一人の、こげ茶のボブの髪の毛の葵ちゃんは、特に親しげというか。
俺の認識が間違ってなければ、
多分、気に入られたというか、ロックオンされているというか。
ずっと俺の隣に座ってニコニコ話しかけてくる。
当初のAのガードなんいていう予定は虚しく簡単に崩れ去って、
あーあ。
ほら。最悪の想定は、目の前で現実になった。
Aのタイプど真ん中の北斗は、人見知りオーラを相変わらずビンビンに巻いているけれど。
その隣に座るAは今まで見たことないような可愛い顔見せちゃって。
なんだかんだ北斗も心なしか嬉しそうだし。
なにいい雰囲気醸し出しちゃってんのよ。
さっきからチラチラこちらをみてるの、気づいてるからね。
どうせ葵ちゃんといい感じじゃーんとか思ってんだろうなあ。
ごめんね葵ちゃん、俺じゃなければきっとすぐに君のこと好きになると思うし、彼氏だってすぐに出来るよ。
「もー慎太郎くん聞いてるぅ？」
緩めの襟元から女の子な部分を覗かせて、首筋から甘い香りを漂わせて、小さな手で肩にふわりと触れるボディータッチは、今の俺には全く効果がなくて。
なんとなく居心地が悪くてちょっとトイレ、と言って席を立ち、個室から出るとAがドアの前に立っていた。
「慎太郎ごめんね、今日あんま元気ないよね？楽しめてない、よね、」
ああもう。
北斗と楽しく話しながら俺を気遣ってわざわざここまで来てくれたことだけで、たまらなく幸せに包まれると同時に、自分の小ささが恥ずかしくて、情けなかった。
『あーいや、全然大丈夫。それよりA、よかったじゃん。北斗とか超タイプでしょ』
こんなこと言いたいわけじゃないのに、ペラペラ言葉が出てきて、肯定されたら凹むだけなのになぁ。
するとAは困ったように「そうだね、彼氏にできるかな、」と笑った。
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あそ。(プロフ) - あかさん» 素敵なコメントありがとうございます、、！コメントをいただくのは初めてだったので震えながら読ませていただきました笑あか様のご期待にお応えできるよう頑張って参りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 12時) (
レス) id: 19a1f03ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 初めてコメントします！とてもときめきました！前作から読ませていただいていますが、あそ。様の書く世界観が大好きです。これからの展開がとても楽しみで、更新を楽しみにしております！！ (2021年9月14日 17時) (レス) id: 10ba3c779d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あそ。 | 作成日時：2021年9月11日 0時
