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そこからの時間はあっという間だった｡
いつもならダラダラと過ごすバイトのない夕方はすごいスピードで過ぎて行く｡
このまま時が止まればいいのに、と安い恋愛ドラマみたいなセリフが頭に浮かぶ｡
Aにとってもこの時間が、終わらず永遠であることを願うものであればいいのに｡
集合した時間にはまだ明るかったのに、気がつけば日は落ちて辺りを電灯が静かに照らしている｡
平日の夜9時前。
仕事終わりのサラリーマンが忙しなく過ぎて行く駅前を二人ゆっくりと歩く｡
次会えるのは金曜か〜なんて呑気に考えていると、
「しばらくバイト休むから次会うのは合コンの日なんだー」と言う｡
課題が結構やばくてさー！彼氏作るために頑張るぞー！！とへらへら隣で笑うAを見て、
もう一度今日をやり直したくなった｡
全然進歩できなかったな。
好きとか可愛いとか。俺の言葉はAには刺さらないみたいだし。
しかも次会う時には彼氏作る気満々ってことでしょ？
合コンに来る男子が全員Aのタイプじゃない人で、Aが全然モテませんように！とか最低なこと考えたりして。
自分でも何やってんだろって思う。
明るい性格ってみんなに言われるけど、実はけっこう気にしいな部分がむくむくと膨れ上がって、嫌な奴になってる気がする。
Aのこと、帰したく、ないんだけど。
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あそ。(プロフ) - あかさん» 素敵なコメントありがとうございます、、！コメントをいただくのは初めてだったので震えながら読ませていただきました笑あか様のご期待にお応えできるよう頑張って参りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 12時) (
レス) id: 19a1f03ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 初めてコメントします！とてもときめきました！前作から読ませていただいていますが、あそ。様の書く世界観が大好きです。これからの展開がとても楽しみで、更新を楽しみにしております！！ (2021年9月14日 17時) (レス) id: 10ba3c779d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あそ。 | 作成日時：2021年9月11日 0時
