21 ページ21
．
翌日。
朝起きて一番に、俺が今話しておかなければいけないと思う人に連絡を入れる。
今日会えないかと言う俺の問いに、午前中なら、と返信があったので空きコマの時間にお互いの大学のちょうど中間辺りにあるカフェで待ち合わせた。
氷が多いせいか味の薄いアイスコーヒーを飲みながら待っていると目の前の椅子が引かれた。
「久しぶり、」
『、、おう、久しぶり。北斗。』
まともに会話をしたのは初めて会った合コンの日だけ。
それ以来はAを迎えにきたところに遭遇する程度だった俺たちの間にはなんとも言えない空気が漂う。
でも、やっぱりAの事諦められないから。
Aとの関係は、このままで終わらせたくないから。
『俺さ、Aのこと好きなんだ。もう北斗とAが二人で帰ってくのを黙って親指咥えて見てるのは嫌なんだよ。北斗と正々堂々戦いたいし、Aにももう、自分の気持ちを偽りたくない。』
北斗は俺の言葉を聞いて、俺じゃなくてAちゃんと真剣に話してこい。明日の迎えは慎太郎に任せていいよな？と言って去っていった。
Aに好かれてるのは俺だと言わんばかりの余裕そうな感じがムカつくけれど、きっと悪い奴じゃない。それだけはなぜか確信できる。
俺はまだ見たことがないけれど。
A曰く、北斗の笑顔はわんこみたい、らしいし。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あそ。(プロフ) - あかさん» 素敵なコメントありがとうございます、、！コメントをいただくのは初めてだったので震えながら読ませていただきました笑あか様のご期待にお応えできるよう頑張って参りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 12時) (
レス) id: 19a1f03ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 初めてコメントします！とてもときめきました！前作から読ませていただいていますが、あそ。様の書く世界観が大好きです。これからの展開がとても楽しみで、更新を楽しみにしております！！ (2021年9月14日 17時) (レス) id: 10ba3c779d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あそ。 | 作成日時：2021年9月11日 0時
