5話 ページ8
｢ふふーん……｣
大学の帰り私は鼻歌を歌いながら駅に向かう。
(そろそろ桧山たちみたいに車の免許とった方がいいのだけど)
羽鳥｢Aが運転すると確実に事故るだろうね。教官も頭を抱えると思うよ｣
神楽｢やめなよ、運転なんて不器用すぎる君には100万年早いよ｣
桧山｢足に困っているなら言ってくれたら迎えを向かわすが。頻繁に事故を起こされたら困る｣
慎｢容赦ないな｣
｢慎だけだよ私の味方！｣
慎｢……俺もAが運転するのは反対だ｣
｢私に味方なし！？｣
と、まあ私の味方は居なかった。免許すら取らせてもらえないなんて。
定期を機械にあてホームに入ると既に電車が来ていたので急いで乗る。
(相変わらず多いな)
私はぎゅうぎゅうに人に押されながらも外を眺めていると、
さわっと布地越しに私の下半身を触る手の感触がした。私はたまたまだと思ったがずっとそこを触っている感触がするのだ。そこから徐々に広がる不快感。
｢……。｣
さわっとまた…
｢…………。｣
私は体をびくっとさせ顔を俯かせる。明らかに私の身体を触って……いや気のせいかな。
痴漢冤罪とか最近あるらしいから気の所為だった場合のことを考えると動けなかった。
これだけ人が居るのだからたまたま……
たまたまだよね？
『次は○▽ー、○▽ー』
降りる駅についたので私は急いで降り、振り返ること無く駅を出て早足で帰る。
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チナ(プロフ) - 柊さん» 柊ちゃんありがとうございます笑バレちゃいましたw (2021年2月15日 17時) (
レス) id: e6c12722c7 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 続きが読みたくなる作品です！大好きです！！ (2021年2月14日 20時) (レス) id: b30ab4bad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チナ | 作成日時：2021年2月11日 22時
