3話 ページ5
｢誰その子。なに羽鳥の新しい彼女？また違う線の子を彼女にしたのね。貴女、男を見る目ないね、この人はやめといた方がいいよ。
女の敵よ。｣
私は羽鳥が連れてきたスーツ姿の女性に身を乗り出して早口で言う
羽鳥｢ちょA、俺に説明させる隙与えてよ。 ｣
｢嫌。面倒事こっちに持ち込まないでって言ったでしょ。｣
はぁとあからさまに大きな溜め息を吐く。そんな私を見てカウンターでお酒を飲んでいた慎が
慎｢A、ちゃんと羽鳥の話聞いてやって｣
と言われたので渋々お酒を飲みながら聞くと彼女はどうやらマトリらしい。マトリは少ない人数なので少なからず他の人よりは優秀な頭脳の持ち主だろう、そしてなんとこの前羽鳥が言っていた薬効体質はこの人だ。
｢……で、そのスタンドに私も入れと？｣
玲｢はい。｣
｢羽鳥たち断ったんでしょ。私も面倒事はごめんだし。……それに私はRevelの他の4人と違って家の事はノータッチ。しかも神楽みたいに業界に精通してるわけでもない。仲間に引き込んでも役に立たないのよ。それに私の家の黒い噂知ってるでしょ。｣
諦めてと再度念を押すも彼女は諦めなかった。その上
玲｢星名さん、私は昔貴女のLIVEに行ったことがあります。｣
｢LINE？？｣
玲｢EDENです｣
｢……で？？｣
玲｢貴女の人を惹きつける力とメンバーの細かな動作の把握能力……そして……｣
語り出した彼女に対し、私は彼女がこれ以上語る前に
｢はぁ……帰る。羽鳥、この事で二度と呼び出さないで。呼んだらもう貴方の連絡は一切返さないから。｣
慎｢ブロックじゃないんだな｣
｢大事な連絡されたら困るからね。泉さん、悪いけど私のことは諦めて。あと、あんまり私の仲間を困らせない程度に勧誘してね。｣
神楽｢自分のことは諦めさせて慶ちゃん達はいいの？｣
｢私が決めることではないから｣
私は颯爽とバーを出た。私はとぼとぼとさっきの女性の名前を呟く。
｢泉……玲。貴女が私達に及ぼす影響は幸か……どうなのか見もの。｣
クスクスと笑い家へ帰った。
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チナ(プロフ) - 柊さん» 柊ちゃんありがとうございます笑バレちゃいましたw (2021年2月15日 17時) (
レス) id: e6c12722c7 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 続きが読みたくなる作品です！大好きです！！ (2021年2月14日 20時) (レス) id: b30ab4bad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チナ | 作成日時：2021年2月11日 22時
