20話 ページ32
ペラペラとよく喋る男達の話を右から左に聞き流し冷静さを保っていると部屋のドアをノックする音が聞こえた。一人の男がドアを開け部屋の外へ出る。1分くらいで帰ってきた。彼は仲間に耳打ちで何かを伝えると、男の1人が玲に近寄り
男C「お前は別部屋移動だ」
「！」
男が玲の襟を掴み引きずる。
玲「やめてくださいっ」
「彼女に乱暴しないで」
彼女は暴れるも部屋の外へ連れていかれてしまった。残る男2人が
男A「俺らを手助けしてくれたスポンサーが星名さんとはなしたいそうだから」
男B「また後でじっくり遊ぼうね」
ニタニタ気持ち悪い笑顔を浮かべ2人とも出ていった。
薄暗く狭い部屋で1人になった私はイヤリングを外し少しだけそのイヤリングに微笑みポケットの中にしまう。天井を見上げそしてぽつりぽつり呟いた。
「…ある家に2人の兄弟がいました。
兄はとても優秀で周りからの期待に難なく答えていました。
しかし妹は1番をとったとしても兄の方が上だと言われ続けていました。
努力して1番をとっても『当たり前』『兄なら…』と言われいつしか妹の方は壊れてしまいました。勝てないのなら努力する意味が無い。勝てないのなら誰にも認められないのならもういっそ…………」
私は言葉を止めるとギィィと音を立てドアが開いた。入ってきた人物に微笑みかけ
「やっぱり…久しぶり…」
……。
……。
……。
菅野「耀さん、春風Aさん見つけましたッ！でも…無数の痣があります。意識はありません」
服部「すぐ救急に」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チナ(プロフ) - 柊さん» 柊ちゃんありがとうございます笑バレちゃいましたw (2021年2月15日 17時) (
レス) id: e6c12722c7 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 続きが読みたくなる作品です！大好きです！！ (2021年2月14日 20時) (レス) id: b30ab4bad1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チナ | 作成日時：2021年2月11日 22時
