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16話 ページ28

「一体なんの御用ですか」

服部「夜逃げ?」

玄関に置いてあるキャリーケースを指さされ私はため息をつく。

「夜逃げするような事態になったらそう簡単に警察相手にはドア開けないとおもいますけど」

服部「…まあ、何があったかはまだ知らないけど。君は桧山を信じてないみたいだけど。信じてない人が人から信頼を得ようと?笑わせるね」

つまり何も言わない私がrevelから信頼を得ようとしてる私が滑稽だということ?
くつくつと笑い

「…信じると頼るは違いますよ。頼る時は頼ります。まだそのときでは無いだけです。もういいですか?」

私がそう言い彼を少し力強く外へ押しドアを閉めた。渡されたものを確認し

「……信頼ね…私にとって彼らはその言葉以上に彼らを…」

くしゃりと桧山からの封筒を握る。私は気を取り直して荷物を詰め込む作業をした。

…。

九条家で過ごすようになってはや1週間。行動範囲は九条家とその庭のみ。退屈といえば退屈だがカナメ君が相手をしてくれたりしたので気は紛れた。

「あ、今日課題の提出日」

九条「課題?」

「大学の。ちょっと大学行ってくるね。」

朝方私は今日までの課題を思い出し朝食の時に九条に言うが彼は「うちの者に届けさせよう」と言ってきたがそれを私が断る。

「大丈夫。届けるだけだよ。タクシー使って行き来するしなんなら歩くとしても大学の敷地内だよ」

九条「何かあれば連絡をしろ」

「はーい」

…。

私は鞄に必要なものと初めてつけるとあるイヤリングをして、

「じゃあ行ってくるね」

宮瀬「いってらっしゃい」

九条「…。」

私はタクシーに乗り込んだ。

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チナ(プロフ) - 柊さん» 柊ちゃんありがとうございます笑バレちゃいましたw (2021年2月15日 17時) (レス) id: e6c12722c7 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが読みたくなる作品です!大好きです!! (2021年2月14日 20時) (レス) id: b30ab4bad1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チナ | 作成日時:2021年2月11日 22時

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