黒猫が拾ってきた女の子

拾った ページ22

後日、つわはすに連絡を入れ里親の元へ向かうことに



牛「てことでつわはすよろしく」


つ「状況は理解したけど、ひとつ聞いていい？」


キ「なんだよ」


つ「どうしてそこまでするの？」



そんなもん決まってるだろ



「「家族だからだよ」」



俺とうっしーは声を揃えて言う




つ「そっか、わかった
本題に入ろう、その里親のこと調べといたよ」


つわはすから聞いた話はこれだ

里親といっても一人の女らしい
前科は傷害罪、暴行に監 禁
シングルマザーで子供もいたそうだがその子は今違う人に引き取られてるらしい

Aが入れられていた孤児院がブラックだったこと、犯罪者や前科持ちの人間に子供を引き取らせるような腐った場所だってこと




つ「ついた、ここだね」



インターホンを鳴らし、人物が出てくるのを待つ



「……誰」


出てきたのは一人の女



つ「Aちゃんのお母さんですか？」


「っ、Aはどこにいる？！」


つ「お母さんですね、Aちゃんは保護してます」


「どこにいるか聞いてんだよ！！」



殴りかかってくる


つわはすは避けることなく殴られた



つ「うん、痛いね……でもこれ傷害罪で現行犯逮捕出来るから」



すぐにその女に手錠をかけ連絡を入れる



「警察か……っ！」



キ「あんた親権破棄されるようなことしてきたんだよなぁ？暴行に監 禁だっけ…しかも育児放棄だろ？」


「あんな子の親権破棄する！！おまえらにくれてやる！！くそみたいなガキだった！！ろくに喋りもしねぇで黙ったまま突っ立って引き取るんじゃなかった！！なんなら臓器 売買でもしたらよかった！！」


キ「いまなんつったてめぇ！！！」



牛｢キヨっ！手を出したらお前も捕まるぞ！！」




パトカーがきて警官が降りてくる



「お疲れ様です！」


つ「おつかれ、この人お願い
それと親権のこともあるからそっちの関係者呼んどいて」


「了解しました！ いくぞ、あるけ」



パトカーに乗せられ女は逮捕された



つ「親権破棄ってこんな簡単にしていいもんじゃない……」


牛「どうなんの、その親権」


つ「話し合いで決まるならそれで手続きしておわり、だからレトさんたちとAちゃんをつれて明日警察署に来て。僕はこの後事情聴取とか書類報告残ってるから」


キ「つわはす、助かった。ありがとう」


つ「なに？キヨがお礼なんて明日槍でも振りそう、
じゃあ明日ね」

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