二人の夜が明けるまで【JN】 (ページ3)

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JN side

「機会があったらね」

いつもと変わらない僕の言葉に、困ったように小さく笑うジョンハニヒョン

少し前にウォヌからも聞かれたことがある

WN「ジュナお前なんでAさんの作品見に行かないの？」

WN「そろそろスングァニが拗ねるぞ、笑」

ウォヌは実際そんなに気にしてはないんだろう

半分面白がるように聞かれたから、僕も曖昧に返事をしただけで終わったけどね

ハンAのファンであるミンギュとスングァン

他のメンバーも二人と一緒になって盛り上がるくらいには好きみたいだから

全く興味を持とうとしない僕がむしろ不思議なんだと思う

もう随分長い時間を一緒に過ごしている大切なメンバーたち

喜怒哀楽いろんなことを共有してきたけど

僕にはそんなメンバーにさえ伝えていないひとつの”秘密”がある

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JN「ヨボセヨ？元気にしてる？」

『うん元気だよ〜！ジュナは？』

JN「僕も元気！今は楽屋で待機してたところだよ」

JN「今度新しい映画出るの？」

『そうなの！またメンバーさんたちが言ってた？笑』

JN「うん、みんな大盛り上がりだったよ笑」

『そっか、ジュニも楽しみにしててね』

JN「えぇ僕は見れないよ、恋愛映画だもん」

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“秘密”

それは僕とAが付き合ってること

アイドルと女優の恋愛なんて世間に絶対バレてはいけない

だからお互い誰にも伝えずに、二人だけの秘密にすることにした

メンバーたちを信用していないわけじゃないけど、何となくタイミングを逃してみんなにも言えていない

アイドルなのに恋愛してるなんて怒られるよね

でも僕にとって彼女は誰よりも美しい心の拠り所なんだ

だから、

いつか堂々と自信を持って二人で過ごすことができる時まで

隠し通そうと思うよ

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