You are the one. 【SC】

I’m deeply in love with you ページ6

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年末の忙しさは過ぎ去って、



けれど当然のように彼と会う機会もなくなった



それが今までの当たり前だったはずなのに、一緒に過ごしたあの短い時間が、私の心を欲張りにしたみたい



彼に会いたいと思ってしまっているんだから







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今日も一日仕事を終えて、帰り際にコンビニに寄る



家まですぐそこだから、とマネージャーさんに別れを告げると、冬の寒い空気から逃げるように足早にコンビニの中に入った



夜ご飯を買おうと思っていたのに、なんだか惹かれるものがなくて、ぶらぶらと店内を見ていたら、




『あ、これ』




あの日、彼が買ってくれた温かい飲み物が売っていた



何も買わないわけにいかないし、とそれを手に取ってレジに向かおうとしたら、






SC「それ、好きだったの？」






何度も会いたいと思っていた彼の声がした





『え、なんで』



SC「たまたま帰りに寄ったら、Ellaさんみたいな人がいるな〜って。良かった、違う人だったらどうしようかと思った」





マスクも帽子もしているのに、気づいてくれたんだ



どうしよう、とりあえず何か言わないと、、、




『私も帰りです、本当は何かご飯も買いたかったんですけど』


『この飲み物とっても美味しかったのでお気に入りです』


SC「ご飯はいいの？」


『なんかこれ！っていうのがなくて』


SC「そっか、、、」





そう言うと彼はうーーーーんと何か悩んだような仕草をしてから








SC「もしよかったら何処か食べに行く？俺もご飯まだなんだ」




SC「あ、！もちろん無理にとは言わないよ」










彼は何かを聞く時照れる癖でもあるんだろうか





それとも、私を誘うことに照れてくれているんだろうか






なんて、勝手に舞い上がるなって自制しながら





『嬉しいです、ご飯行きたいです』



SC「ん、じゃ行こうか」















やっぱり私はあなたのその優しい笑顔が大好きです












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