Who said love is blind? ページ29
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冬の夜の空気に身体が冷え始めたのを感じながら、
足早に家へ向かう
マンションのエントランスを抜け、エレベーターを待つ時間でさえもどかしくて
私の頭の中は彼のことでいっぱいだった
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『え、何で、、』
やっとの思いで辿り着いたその場所
小さく呟いた独り言は冷えた空気に消されてしまった
想いが強すぎて遂に幻覚でも見えるようになったのだろうか
目の前でドアにもたれかかっているのは
紛れもなくずっと会いたくて堪らなかった人
SC「A、、、、」
私の姿に気づいた彼は小さく名前を呼んだ
実際に聞くその声は電話よりも何倍も優しくて
私の目からは涙が一滴ずつ静かに流れ出す
数ヶ月の会えない期間で、想像以上に心はやられてたみたい
誰が来るかもわからない家の前で、
彼に抱きついた
『スンチョル、会いたかった、、、』
SC「俺も」
彼の大きくてしっかりした身体に包まれて、
安心感からか涙は止まることなく流れ続ける
そんな私の涙を優しく拭ってくれた彼もまた、泣きそうな顔をしていて
ふと、彼の手がとても冷えていることに気づいた
『いつから待ってたの?寒かったよね、』
SC「ずっと練習してたからそんなに長くないよ」
SC「ただ、Aに会えなくてもう限界だった」
『私もずっとずっとこうしていたかったよ』
会えなかった時間を埋めるように、
お互いの存在を確かめるように、
密着した身体から伝わる温もりに心を委ねた
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SC「明日も朝から練習で、帰らないといけないんだ」
SC「本当はもっと一緒にいたいけど、」
詰め込まれたスケジュールの中、こうして会えたことは奇跡みたいなもので
彼との別れの時間は直ぐにやってくる
外に停めてあった彼の車まで一緒に行って、宿舎へ帰っていく彼を見送った
この時の私達は、
隣にいるお互いの存在を確かめることで精一杯で
周りに意識を向けることが出来なかったんだと思う
マンションを一緒に出るなんて、
普段なら絶対にすることはなかったはずなのに
神様はどうしても私達を離れ離れにしたいみたい
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犬飼いたい(プロフ) - 続き本当に楽しみにしてます!! (7月1日 20時) (レス) @page35 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ、(プロフ) - エルさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです^^ (2022年12月30日 18時) (レス) id: 5aee342cfa (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - こんにちは^ ^楽しく読ませていただいてます‼︎チョリってホント"大切にするよ"めちゃいいそう!いや、言うだろなぁ〜と頷きながら読んでました(๑˃̵ᴗ˂̵)カップルのその後、更に楽しみにしてますね! (2022年12月30日 16時) (レス) id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2022年12月28日 15時