You are the one. 【SC】

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"結婚"


まだあまり馴染みのないその言葉に、


さっきまで高校時代を思い出していた私の頭は、一気に現実に戻された



そっか、もう20代も後半になるもんね、、



急に聞かされた親友からの幸せな報告


驚きと動揺も凄かったけれど、何より嬉しかった




『おめでとう、びっくりした』


SA「ふふ、でしょ」




そう言って笑う彼女は、本当に幸せそうだった




『結婚式の日教えてね、何としてもいくよ＾＾』


SA「Aならそう言ってくれると思った」






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そこからしばらく色んな話をして盛り上がっていると



SA「その袋有名なお店のやつじゃん！」


SA「何買ったの？」



私の横に置いてあるのを見て彼女が言った



『プレゼントでね、ブレスレットを買ったんだ』


SA「へぇ、誰にあげるの？」





その素直な質問に、どう答えるのが良いか一瞬戸惑う



でも彼女になら正直に言ってもきっと大丈夫、と思って





『彼氏』





とだけ答えた



それを聞いた彼女は相当びっくりしたみたいで目を見開いた



SA「え、ええ、彼氏いるの、、、？」



SA「え、ほんとに？嘘じゃないよね？？？」



『本当だよ』



また同じように大袈裟に驚く彼女が面白くて、笑みが溢れる



SA「相手は、？とか聞いても良い、、？」




ここまで言っておいてこれ以上隠すことは出来ない


それに、彼と違ってメンバーもいない私は


まだ誰にもその関係を話したことがなくて、、、





きっと誰かに伝えたかったんだと思う



惚気っていうと嫌う人もいるかもしれないけど
　


素敵な彼のことを誰かに言いたかった







『SEVENTEENのエスクプスさん』


『リーダーの人だよ』







それを聞いた彼女は、今日一番と言っても良いくらい目も口も大きく開いた


でもすぐに、



SA「おめでとう」



SA「そして教えてくれてありがとう」



そう微笑んでくれるから、私の心も軽くなった








そこから時間がくるまで彼との話をした


彼女は、それを優しい目をしながら聞いてくれて


帰り際には、




SA「Aのそんなに幸せそうな顔初めて見たよ」



SA「また聞かせてね」



なんて伝えてくれるから



彼女が、スアが、私の親友で心から良かったと思った



そして、彼の話を沢山したからなのか、











また一段とスンチョルに会いたくなった











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