You are the one. 【SC】

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彼と付き合ったあの日から少し時間が経って、



今日は久しぶりの共演



同じ歌謡祭に出演するのはあの年末以来で、



別に会うこともないし、出演の時間もバラバラだけど、



いつもとは違う緊張感でリハーサルに向かう












『あ、』




廊下で向こうからやってきたのは、ジョシュアさんだ




JS「こんにちは」



『こんにちは』




あくまで同業者なんだから、と何気ない振りをするけれど



彼と付き合ってから初めて会うメンバーさんに、少し背筋が伸びる



そういえばSEVENTEENの人達には、付き合っていることを知られたんだっけ、



なんて前に彼から聞いたことを思い出す







"メンバー達にAのこと伝えたから"



"みんな応援してくれたよ"






そう言う彼はどこか嬉しそうで、



良いグループなんだね、と私も微笑ましくなったことを覚えている








とはいえ、ここは人が行き交う廊下で、



ジョシュアさんとこれ以上会話することもないから




『では、失礼します』




そう言ってお互いに過ぎ去るつもりだったんだけど、






JS「あの、、クプスのこと宜しくお願いします」







そう周りに聞こえないくらいの声で言われたから、思わず立ち止まる





『あ、いえ、こちらこそ』





急に彼とのことを言われて、そして今までこういう状況を経験したことがない私は凄く戸惑う





でも、




JS「クプス、本当にEllaさんのこと好きみたいだから」




JS「お幸せにね」




そうジョシュアさんは伝えてくれた






別に疑っていた訳じゃないけれど、



メンバーさんによく思われていなかったらどうしようって不安がずっと何処かにあった




だから、彼の大切なメンバーの一人からそう言われて




素直に嬉しかった










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『今日、ジョシュアさんとお話ししたよ』




その日の夜、彼との電話でそのことを伝える




SC「え、そうなの？」



SC「あいつ何も言ってきてないけど、」



SC「何もなかった？？？」



『心配しすぎだって、本当に一瞬だったから』



『スンチョルの言う通りいい人だったよ』



SC「俺は全然会えなかったのに、、、」





そう言って少し拗ねたような彼が可愛い









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本人には言わなかったけれど




お互いに信頼しあっているような




13人の大所帯の彼らが




ソロで活動している私からしたら




なんだか羨ましかった













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