検索窓
今日:20 hit、昨日:7 hit、合計:95,948 hit

58 ページ8

YOUside




3日目のライブも無事終えて、やっとなにも起こらない、まともな1日を過ごせた気がする。


ライブの時点でまともではないんだけど、なんていうか、変なアクション誰も起こしてこないやつ。


ライブが終わったら1日空けて韓国に戻る予定なので、私たちスタッフは慌ただしく準備をしてる。


会場内外の通達とか、色々英語で会話するため私も駆り出されて、ライブ後はほとんどメンバーたちと会うことはなかった。


SJ「よし、俺らもホテル戻ろっか。」


会場の解体も済んで、ソジュンさんと他のスタッフたちもやっと激務から解放されることになった。


帰り二人で会社が用意してた車に乗って、ソジュンさんはさっきから、なんかずっともじもじしてるんだけど


『ソジュンさん、トイレですか?』


SJ「えっ、ちっがう!全然!さっき行ってきた!」


あ、違うのか。じゃあなんでそんなモジモジしてるんだろうって、一回気になるとすごい気になる。


SJ「その、ほんと三日間とりあえず、ありがとう。いや、四日間か。」


『あ、こちらこそ、こんな最初から刺激的な体験させてもらえました。』


SJ「ほんと、メンバーたちもすぐ懐いてくれて、よかった。」


良かった、って言いつつちょっと眉毛ハの字にして歪めてるから、全然良くなさそう。


SJ「Aさんはあいつらのこと、どう見えてる?」


質問の意図が分からなくて、でもとりあえず、正直に答えるしかないからな。


『うーん、ナムジュンさんの存在ってすごく大きいんだなって今回で思わされました。6人でも人はみんな違うから、あのわちゃわちゃした空間を取りまとめるってやっぱり簡単じゃないし。でもジンさんの自分をしごき倒す努力とか、ホソクさんの完全なプロ意識とか、、そこもすごいし、ジミンは本当に、驚かされました。なんかもう、ファンになる女の子の気持ちめちゃくちゃわかったし、テヒョンはもっと、さらけ出しても良いのにな、とは思いますけど人の心に繊細で敏感ですよね。ジョングクとユンギさんはなんか…天才かつ悪ガキ?』


どわーって息継ぎ忘れるくらい全員のこと話してたら、信号待ちでソジュンさんにガン見されて、真顔で、オーー、って、賞賛なのか引かれてるのか、よく分からない反応された。


SJ「つまり、恋愛的な意味では見てない、と。」


『あっ、え、そうですね。考えたこと、なかったです。』


そういうことかって納得したのと、そのまた微妙な表情、どう受け取ったらいいんだ?

59→←57



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (243 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1379人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミン | 作成日時:2023年4月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。