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テヒョンと2人で(テヒョンは車にいただけだけど)買い出しに行ってから、事務所に戻るまではテヒョンのおかげで、さっきまでのこと全然思い出さずに済んだ。


でも事務所に戻ればさっきの光景は蘇ってくるわけで、自分の眉間がゆるやかに歪んでいくのが自分でもわかる。


SJ「あ、Aさんお疲れ!ユンギだけ今日は先帰るって言って帰ったからよろしく!」


事務所の廊下で出くわしたソジュンさんにそれを伝えられ、ユンギさんが篭らず先に帰るなんてめずらしいな、と思いつつ安心した自分もいた。


『ソジュンさん、、ちょっと、時間ありますか、、?』


いても立ってもいられず絶対にユンギさんに雷が落ちるのもわかりながら、これを話せるのはソジュンさんしかいない!って自分の中の全自分が叫んだので声をかけた。


SJ「……まさか、あいつがそんなことするのか。意外だな。」


意外、なんでしょうか???やっぱりなと思いましたけど???


SJ「他のメンバーはまだしも、ユンギのそういうの、今まで聞いたこともなかったからちょっと、うーん。ユンギにはちゃんと、言っておく。」


『はい…』


何ともお互い歯切れの悪い会話で終着してしまったけど、怖い、というかなんというか、私1人のせいで今のこのグループがどうにかなるのが、怖い。


ソジュンさんにもそれを素直に伝えれば、Aさんは悪いことしてないから、安心しろ、ってぽんぽんお父さんみたいに頭撫でられてちょっとだけ泣きそうになった。


やっぱりソジュンさん、一生着いていきます!!!!





お昼を買った後はテヒョンも作業すると言って部屋に戻って、みんなそれぞれ大きなイベントもなく一応私たちの定時。


これは、帰っていいんだろうか。オフィスにいるマネージャーたちはそれぞれスケジュールが違うし、ソジュンさんはもはやどこで何をしてるのか全然わからないし。


1人初期ディスプレイのパソコン画面を眺めながらぼーっとしていたら、ちょうどメッセージの通知。


メンバー送迎して退勤で!


今日はみんなもスケジュールがあるわけじゃないから、残ると言ってるメンバーもなく全員帰るらしい。


ソジュンさんもメンバーも、私が来てから1人で送迎させるまでのハードルが低すぎるのよ。もうちょっとこう、女マネージャー!警戒!みたいなの、ないんだね?


もう何を思っても無駄なので、地下の駐車場に車を回してメンバーたちに連絡して、それぞれみんなを待った。

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作者名:ミン | 作成日時:2023年4月30日 22時

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